はじめに
「チームや組織内でのコミュニケーション」については、私はツールに頼りながら、円滑に進められるように環境を整備すべきであると考えています。(何らかのメゾットを実践しようとしても結局挫折してしまうため)
...ということで、私が中心となって立ち上げようとしているプロジェクトでのコミュニケーションツールについての検討をしましたのでそれについて書いておきます。
前提
- 学校からMicrosoft365 Educationのアカウントを支給されている
- メンバーは学外の人を含む7人
- 学校からPCが貸与されている(アプリインストール可)
- 全員が同じDiscordサーバーに属している
1. Web会議ツール
候補
- Google Meet
- ZOOM
- Microsoft Teams
- LINE
- Discord
- Slack
詳細
Google Meet
- 提供元:Google
- 無償版では40分の制限
- 機能は抑えめ
- シンプルで直感的
ZOOM
- コロナ禍で一気に普及した
- 無償版では40分の制限
- Web会議で使いそうな機能は一通り揃ってる
- ミーティングへの参加のときにアプリが必要?なようでわかりにくい
Microsoft Teams
- チャットツールと統合されている
- 無料版では40分の制限
- 機能は若干煩雑
- Officeファイルの共有に強い
LINE
- 操作はかんたん
- グループで通話する場合、必ずそのメンバーグループが必要
- 機能が貧弱
- LINE Works版ならギリギリ実用に耐えうるが...
Discord
- 時間制限なし
- 最低限の機能はある
- アイスブレイクに使えそうな機能は多い
- コミュニティサーバーであればウェビナーみたいなこともできる
Slack
- 1:1であれば時間制限なし
- 3人以上だと40分の時間制限
- 結局試せていない
結論
- 普段の話し合い->Discord
- 外部の人を交えた話し合いやファイル共有->Teams
を使おうと思います
2. チャットツール
候補
- Discord
- Slack
- LINE Works
- Teams
詳細
Discord
- ゲーマー向けのチャットツール
- 権限設定がきめ細かく可能
- Linuxにも対応
- Web会議にも使える(画面共有可能)
- botも自作可能
Slack
- ビジネスチャットツール
- あまり細かい権限調整はできない
- Web会議も可能
- Linux対応
- Auto-Replyが設定可能
LINE Works
- ビジネスチャットツール
- 権限周りはアクセス権くらいしか設定できない
- Web会議も一応可能
- PCからはWeb上で利用可能
- 使いなれたLINEの操作が可能
Teams
- ビジネスチャットツール
- ファイル共有がしやすい
- Web会議も可能
- Web上でも利用可能
- よくバグる
結論
- 普段の連絡->Discord
- ファイルの共有->Teams
を利用しようと思います
まとめ
今回の条件下では、DiscordとTeamsを併用するのが最適であると思いました。
様々なツールを使ってみて、
- Discordはゲーマー向けというのもあり気軽に書き込める
- Teamsは「投稿」という仰々しい書き方故に書き込みにくい?
- LINE Worksは使いやすいが機能的には貧弱で管理がしにくい
と感じました。
このようなプロジェクトでは、各々が意見を出し合うことが重要だと思うので、気軽に書き込める、というのは大きなアドパンテージだと感じます。ゆえに、今回はDiscordを採用しました。
一方で、Discordはファイル共有が弱いというのも感じたので、Teamsを使うことでそれを解決しようと考えました。Teamsはちょっと書き込むのに敷居が高いですが、それを逆に活かして、書類とその関連連絡専用にすれば良いと思いました。TeamsはOneDriveとの連携でファイルを共有フォルダの中に入れることができるので管理もしやすいです。
このように、それぞれの用途に適したツールを選定するのも、チーム内でのコミュニケーションの円滑化につながると思います。
加えて、Discordは「コミュニティサーバー」とし、ルールを作ることで、「本当にここに送っていいのかな」という不安も少しは払拭されると考えます。ルールは人を「縛る」ものであると同時に、人の「安心」につながるのではないか、とも思いますが、どうでしょうか。
いずれにしても、適切な設定を行うことで、トラブルを防止し、円滑なコミュニケーションを取れるのではないでしょうか。