はじめに
AWSで何かやろうと思い、自分にとって身近なところで将棋ソフトをAWS上で実行して、棋譜解析なんかに使ってみようと思い、ちょっとやってみました。
手順
言いつつ、やり方はこちらの記事がすごく丁寧だったので、基本的にはそのまま実行してできました。
将棋ソフトをAWSで動かす方法を解説!!ノートPCでも毎秒2000万局面の検討が可能に!!
※直近でソフトのエンジンも更新されていたので、AMIイメージはこちらを採用
https://www.mikunimaru.com/entry/AWSUpdate
>computer-shogi-2019-06-09-Kristallweizen_Suishou-kai – ami-0e1358d31fbda75c8
ただ、「記事の通り手順を実行しました」ではあまりにもあんまりなので、インスタンスのテンプレートを作り、AWS CLIからコマンド一つでインスタンスの作成から起動までできるようにしました。
(諸々の手順はリンク先の方を見てもらうとして、以下は自分でやったテンプレート作成と起動について記載)
テンプレート作成手順
1.AWSマネジメントコンソールから、「サービス」>「EC2」を選択
2.左側の「起動テンプレート」を選択し、「起動テンプレート作成」を押下
今回指定した項目は下記の通り。
(基本的には、記事の中で手作業で作成したインスタンス通りに設定)
項目名 | 記載内容 |
---|---|
起動テンプレート名 | 任意の(わかりやすい)名前 |
テンプレートバージョンの説明 | 任意で記載 |
AMI ID | 提供されている将棋AMI *1 |
インスタンスタイプ | c5.2xlarge *2 |
キーペア名 | 事前に作成済みのキーを指定 *3 |
起動テンプレートのセキュリティグループ | SSHでのインバウンド接続が許可されたグループを指定 |
■高度な設定(購入のオプション)
項目名 | 記載内容 |
---|---|
スポットインスタンスのリクエスト | チェックを入れる |
スポットパラメータのカスタマイズ | 最高価格を指定(任意) |
*1 IDは検索から選択
*2 c5系から任意で選択。スペックを気にしなければ未指定でも
*3 自端末からSSHで接続するので、作成済みのキーを使う方が諸々のセットアップが楽
テンプレートからインスタンスを起動
別にコンソールからやっても良かったのですが、せっかくなのでコマンドでできるように。
aws ec2 run-instances --launch-template LaunchTemplateId=<Template_ID>
最後に「,version=xx」を付けると任意のテンプレートバージョンを指定できますが、省略するとデフォルト(最新)で起動してくるようです。
※参考
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/AWSEC2/latest/UserGuide/ec2-launch-templates.html