CloudformationでEC2を作った話

はじめに

CloudformationでEC2の構築＋ユーザデータでM/W導入を自動化しようと思いました。
結論から言うとユーザデータ関連のテンプレートフォーマットエラーが解消できず、ただ単にCloudformationでEC2を作るだけの平凡な結果に終わってしまいました。

それでもCLoudformationについて多少勉強になったのでまとめます。
（今後解決策が見つかったら更新します）

やろうとしたこと

• EC2インスタンスを作成
• テンプレートを修正せずに最新バージョンのAmazon Linux 2のAMIで起動させる
• ユーザデータでterraformをインストール【失敗】

terraform導入

まずはユーザデータ作成のためEC2上で普通に導入しました。
特に理由はありませんが、何となくrootのプロファイルにPATHを追加する手順も入れました。

$ sudo yum install wget unzip
$ wget https://releases.hashicorp.com/terraform/0.12.20/terraform_0.12.20_linux_amd64.zip
$ sudo unzip terraform_0.12.20_linux_amd64.zip -d /usr/local/bin/
$ sudo sed 's|^PATH=\$PATH:\$HOME/bin|PATH=\$PATH:\$HOME/bin:/usr/local/bin|g' /root/.bash_profile > /tmp/bash_profile_tmp
$ sudo chown root.root /tmp/bash_profile_tmp
$ sudo mv /tmp/bash_profile_tmp /root/.bash_profile

※補足
・sedは通常「sed 's/～/～/g'」のように書かれることが多いですが、「/」の部分は別の記号に置き換え可能で、今回のようにディレクトリパスを記載する場合は「/」以外にすると便利です。
・terraformのダウンロードURLは公式ページを参照下さい。

Cloudformationテンプレート

最終的にうまく行ったVersionを載せます。
（デザイナーでガワだけ作成し、残りは公式ページ他を見ながら記載）

AWSTemplateFormatVersion: 2010-09-09
Metadata:
  'AWS::CloudFormation::Designer':
    389e90b9-2b30-43fa-a312-411827e53a79:
      size:
        width: 60
        height: 60
      position:
        x: 375
        'y': 125
      z: 0

Parameters:
    Ec2ImageId:
        Type: AWS::SSM::Parameter::Value<String>
        Default: /aws/service/ami-amazon-linux-latest/amzn2-ami-hvm-x86_64-gp
    Ec2InstanceType:
        Type: String
        Default: t2.micro

Resources:
  EC2I4K5C4:
    Type: 'AWS::EC2::Instance'
    Properties: 
        ImageId: !Ref Ec2ImageId
        InstanceType: !Ref Ec2InstanceType
    Metadata:
      'AWS::CloudFormation::Designer':
        id: 389e90b9-2b30-43fa-a312-411827e53a79

※補足
・AMIのイメージはSSMのパラメータ経由で指定すると常に最新版を取得できます。
（SOAの試験でも出たような気がします）
・本当はこれに「KeyName（キーペア名）」と「UserData（ユーザデータ）」を入れたかったのですが、フォーマットエラーを解消できずに断念。

スタック作成時の注意点

テンプレートを試す際はスタック作成失敗時にロールバックを無効にしておきましょう。
（でないと、失敗しても何のエラーも出さず、デバッグが何もできなくなります）