【Linux入門】/proc/self/environで環境変数を取得する

/procディレクトリー

/procディレクトリは、普通のファイルシステムと違い、ハードディスクやSSDなどのストレージ上ではなく、メモリの中に作られるファイルシステムです。

Linuc /procディレクトリのファイルより

/proc/selfディレクトリー

/proc/self/ ディレクトリーは、現在実行中のプロセスへのリンクです。これにより、プロセス ID を把握せずにプロセスが自身を確認できます。
シェル環境内では、/proc/self/ ディレクトリーの一覧が、そのプロセスのプロセスディレクトリーの一覧表示と同じ内容を生成します。

Red Hat Documentation E.3. /proc/ 内のディレクトリーより

# ls -l /proc/self
lrwxrwxrwx. 1 root root 0 Jun 17 22:51 /proc/self -> 9352

/proc/self/environファイル

/proc/self/environで起動時の環境変数一覧を取得できます。

environ - プロセスの環境変数一覧。環境変数は大文字で指定され、値は小文字です。

Red Hat Documentation E.3. /proc/ 内のディレクトリーより

# cat /proc/self/environ | tr '\0' '\n'
LANG=en_US.UTF-8
GDM_LANG=en_US.UTF-8
HISTCONTROL=ignoredups
DISPLAY=:0
HOSTNAME=localhost.localdomain
COLORTERM=truecolor
USERNAME=root
XDG_VTNR=2
SSH_AUTH_SOCK=/run/user/0/keyring/ssh
which_declare=declare -f
XDG_SESSION_ID=2
USER=root
DESKTOP_SESSION=gnome
WAYLAND_DISPLAY=wayland-0
GNOME_TERMINAL_SCREEN=/org/gnome/Terminal/screen/853b9b4e_bc70_4045_add9_5e25e773af48
PWD=/root
(省略)

参考サイト