#概要
WINDOWS7からWINDOWS10にアップグレートした際に、エラー「0x800f0955 - 0x20003」が発生した場合の対処方法覚書です。
以下の記事を参考に対処しました。
https://www.jomebrew.com/2018/12/windows-7-to-10-upgrade-0x800f0955.html
##そもそもの操作(WINDOWS7からWINDOWS10へのアップグレード)
2019年10月現在、マイクロソフトが用意してくれているWINDOWS10へのアップグレードツールをダウンロードして実行することで
OSのアップグレードを実施することができます。これは、2016年に大々的にPRしていた無償アップデート期間を過ぎていても問題なく使用できるためまだアップグレードしていない人は対応を早めに実施したほうがいいです。
WINDOWS7は2020年1月14日にサポート切れとなることがアナウンスされています。
###ダウンロード
以下のサイトから「ツールをいますぐダウンロード」をクリックして
MediaCreationTool1909.exeをダウンロード
https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10%E3%80%80
###実行
ダウンロードが終わったら、ダウンロードしたツールをつかってアップグレードすれば、1時間~2時間程度で
OSがWINDOWS10にアップグレードされるはずです。
##発生した問題
3台中1台で、以下のような問題が発生しました。
(2台は問題なくアップグレード完了)
ツールを実行すると、WINDOWS10に関するアップグレードのため
WINDOWS10 OSイメージのダウンロード➡展開用データの作成➡
WINDOWS10のインストール➡WINDOWS10の更新アップデート
と自動的に処理を実施してくれるのですが
最後のWINDOWS10の更新アップデートを実施途中に、
WINDOWS10はインストールできませんでした。
お使いのPCはWINDOWS10をインストールする直前の状態に戻りました。
0x800f0955 - 0x20003
INSTALL_UPDATES操作中にエラーが発生したため、インストールはSAFE_OSフェーズで失敗しました。
とエラーが発生し、WINDOWS7の状態に戻ってしまいました。
##対処方法
以下の方法で、正常にアップグレードすることができました。
###必要なもの
USBフラッシュメモリ(8GB以上)
###事前準備(USBフラッシュメモリにインストールメディアを作成)
1.USBメディアをWINDOWS用にフォーマットしておく。
2.MediaCreationTool1909.exeを実行する。
3.「実行する操作を選んでください」と表示したら「別のPCのインストールメディアを作成する」を選択し「次へ」
(USBフラッシュドライブ、DVD、またはISOファイル)を選択して実行。
4.「言語、アーキテクチャ、エディションの選択」画面になったら対象PCの情報に合わせて設定をして「次へ」
(デフォルトでは、ツールを起動したPCの環境に自動設定されています。)
5.「使用するメディアを選んでください」とメッセージがでたら、USBフラッシュドライブを選択して「次へ」
6.対象のメディアを選択して、「次へ」
7.USBにインストールが完了するまで1時間程度かかります。メディアが作成出来たら準備OKです。
###セットアップ作業
1.作成したUSBメモリを開きsetup.exeを実行
2.「更新プログラム、ドライバ、オプション機能の入手」がひらいたら、「今は実行しない」を選択して次へ
3.あとは通常通りセットアップを進めてください。正常にOSのアップグレードができるはずです。
##最後に
4回ほど、アップグレード失敗を繰り返したのですが
INSTALLメディアからのアップグレードを実行して
「更新プログラム、ドライバ、オプション機能の入手」を「今は実行しない」とすれば
インストールできたのでは?と思っています。が未検証です。
コメント欄に報告いただき、
「更新プログラム、ドライバ、オプション機能の入手」を「今は実行しない」でOKだったようです。
元記事にあったキャッシュデータの削除に関する記載は削除しました。
同じ問題に悩んでいる方の参考になれば幸いです。