はじめに
ファイルメーカーで繰り返し表示されるリスト表示部分でも
オブジェクトを決まった位置に表示させたい場合の対処方法です。
印刷レイアウト等で役立つと思います。
リスト表示を使用する上での、繰り返し表示部分の問題点
通常、ファイルメーカのレイアウトは
・ヘッダ
・ボディ
・フッタ
等のパートで構成されています。
ここで、リスト表示を使用する場合ボディ部分に構成されたレイアウトは
レコードがあるだけ繰り返し表示されるわけですが
ここに設定した表示オブジェクトは繰り返しされた全てのボディに表示されてしまいます。
例えば、このレイアウトが印刷レイアウトだった場合に特定の位置に線を引きたい場合は
そのままでは特定位置のみの表示処理を実現することができません。
対処方法
インスペクタの
「データ」→「動作」→「次の場合にオブジェクトを隠す」
の機能を使用します。
例えばボディの繰り返しが2番目の位置のみに
表示させたいオブジェクトがある場合
「データ」→「動作」→「次の場合にオブジェクトを隠す」
に以下のスクリプトを埋め込みます。
Get(レコード番号) ≠ 2
事例
請求書の印刷レイアウトを作成して
封詰めの折り位置に印をつけたい。
折り位置がボディ部分にかかっており線を入れると繰り返し印刷されてしまう。
この場合はオブジェクトに
上の機能を使って適切な位置の繰り返し位置番号を設定することで
表示を制御することができます。