はじめに
転職して丸1年が経過した時点での振り返りとして、環境と仕事内容の変化をまとめたものです。
初めての投稿ですが、私の実体験が、読者の皆様のキャリアを考える上での参考になれば幸いです。
簡単な来歴
転職前は、200人超のSESの会社に5年弱勤めていました。
直前の主な業務は、基本設計と製造のテストレビュー、
総合テストの設計から実施、リリースの準備といった、工程管理や品質担保が中心でした。
現職に入ってからは、要件定義から設計、製造、テストまでを一気通貫で担当をしています。
その他、技術調査や推進など、多岐に渡る業務に携わりました。
この変化が、私の仕事にどのような影響を与えたのか、早速中身に入っていきます。
転職して変わったこと
転職してから色々と変わりましたが、 「仕事の基盤」「仕事の内容とスキル」「開発文化」 という三つの大きな変化をご紹介します。
1.仕事の基盤:環境の安心感と効率化
開発端末と安心感
前職では、社用の端末がなく、PCは基本的に顧客環境を使う必要がありました。
連絡手段も自身の端末を使わないといけないことがあったりと、
「それってセキュリティ的に大丈夫なのか?」という不安の中で仕事していました。
現職では、個人の端末を支給いただけたため、仕事の環境に関する細かい煩わしさがなくなりました。
WEBアクセス制限があるわけでもなく、ある程度自由に環境のカスタマイズもしやすくなったことで、日々のストレスが大きく軽減されました。
(※客先PCで作業が必要な案件もありますが、この変化は大きいです。)
事務作業の時間軽減
毎月必要な事務作業は会社である以上どこにもありますが、前職では自身の端末でエクセルを編集する必要があり、非常にストレスでした。
前職では業務端末もなかったので、自身の端末が必須でした。
現職では、事務作業が自動化されてきており、この手の煩わしい時間が軽減されました。
開発に集中できる環境を整えていただけていることを大変ありがたく感じています。
2.仕事の内容と技術・スキルの変化
「開発する」ということ:製造の喜びの再認識
前職では、開発の役割が設計やテスト、レビューなどの文書管理がメインでした。
製造自体はオフショアを利用していたため、私が直接手を動かす機会はありませんでした。
現職に転職してからは、役割がガラッと変わり、TypeScriptやJavaといった言語を使い、「製造」(コーディング)の役割も担うようになりました。
初めてIDE(統合開発環境)としてVSCodeに触れたときの軽快な動作と洗練された使用感に驚きました。
コーディングは本当に久しぶりで、不安も強かったですが、チームメンバーや昔はなかったAIツールの助けも借りつつ進めることができました。
開発を進めていく中での収穫は、トライアンドエラーで動くかのわくわくを通じて、コードを触ることが楽しいし好きなのだと再認識できたことです。
開発環境の変化:クラウドの利便性
「製造」の役割を担うようになったことに加え、それを支える開発環境そのものが、前職とは比べ物にならないほどモダンに進化しました。
その最大の変化は、前職がオンプレミス環境だったのに対し、現職ではインフラ環境がAWS(クラウドサービス)へと変わったことです。
AWSの利便性は、実際に触れるまでわからないものだと感じています。
EC2インスタンスへリモートアクセスすることでマシンパワーを意識する必要も減り、物理的な制約がなくなっていることを感じました。
また、バックエンドやフロントエンドを同調できるネットワーク構成やセキュリティといったインフラ周りの機能が充実しており、不具合が発生した時の調査もAWS内で完結できて、サーバーの停止・起動も比較的簡単にできるところも利点と思います。
新しい技術の導入:変化を恐れない姿勢
転職して驚いたことの一つに、新しい技術や設計思想を積極的に取り入れるチームの姿勢です。
開発・設計中に新しい技術や思想が取り入れられるという流れが非常に強かったのです。
具体的には「ドメイン駆動設計(DDD)」や「クリーンアーキテクチャ」 といった、設計思想の根幹に関わる概念を導入しました。
(※技術的な詳細については今回は割愛します。)
以前の経験から、既存の設計や実装が存在する場合、新しいものを導入することには抵抗が生まれるものだと考えていました。
「新しい技術を導入する」と言葉では簡単ですが、それを組織的に推進し、学習していくのは大きな労力(カロリー)が必要だと考えていました。
しかし、現職のチームにはそういった抵抗がなく、 「より良くするために変革する」 という推進力があり、すごく新鮮でした。
このような、常に変化を恐れず、品質や拡張性を追求するチームの一員として、今後も貢献していきたいと考えています。
3.職場環境・人間関係の変化:高まった「当事者意識」
最後のトピックは、技術論ではなく、職場の文化とメンタルな変化についてです。
オープンなコミュニケーション
現職は、社内のコミュニケーションが非常に活発であることに驚きました。
前職との大きな違いは、コミュニケーションツールが導入されている点ですが、それ以上に発言のハードルが低い文化が根付いていると感じます。
技術の話から、ちょっとしたTips、雑談まで、情報がオープンに共有されています。
私自身はまだ話せる話題を見つけられていないところもありますが、この開かれた雰囲気は素晴らしいと感じています。
社内での活動と主体性
現職は、基本的に 「自分たちで会社や開発環境を運営していく」 という強い主体性をもって活動を行っており、これは前職のスタイルとは全く異なります。
1年弱在籍して、このことを特に強く感じています。
「何かしたい」と思ったら、誰かの指示を待つのではなく、自分で推進していったら良い。
また、他の人が何か改善活動を始めていれば、自然と一緒になって進めていく。そんなポジティブで自律的な流れが現職にはあります。
もちろん、自発的な活動は通常の業務時間に響いてくることもありますが、それによって業務が改善され、チームや会社全体に良い影響がもたらされるのであれば、それは価値のある活動だと考えています。
自身の率直な意見として、この当事者意識の高い文化に身を置くことで、 「言われたことをやる」姿勢から脱却 し、会社全体を良くしていくという気持ちになりました。
おわりに
初めての投稿で、長文にお付き合いいただきありがとうございました。
この1年間で、私のキャリアと開発環境は劇的に変わりました。
社会人になる頃は認識していたはずの 「ものづくりの楽しさ」 を再認識できたことが、最大の収穫です。
また、AWSなどのモダンな環境で開発効率が向上しただけでなく、 「自分たちで会社を良くしていく」 という主体的な文化に触れられたことで、開発者としての視座も大きく広がりました。
今回の転職で得られた 技術的スキル、そして何よりも「当事者意識」 を糧に、今後も変化を恐れず、一員として貢献していきたいと考えています。
この振り返りが、どなたかのキャリアを考える上での参考になれば幸いです。
次回は、ちゃんと、技術的なものを投稿したいと思います。