概要
特にエンジニア(もしくはそれを目指す人)に向けて、勉強方法の選択肢を整理した記事です。
それぞれの手段の良し悪しを理解して、バランス良く勉強できると良いですよね。
読んでほしい人
- 「そもそもどうやって勉強すれば良いかわからない」という人
- 「動画で勉強しているけど、なかなか身につかない」など、学習意欲があるのに、上手く結果が出せていない人
※「しっかり勉強して、結果も出せてる」という人には不要な記事です!
勉強法再考〜インプット編〜
動画で学ぶ
有料無料問わず、最近は色んな動画教材が世に出ていますよね。
プログラミングスクールの教材も、動画であることが多いそうです。
良い点
- とにかくわかりやすい。図表のみならず、実際の開発画面などを見ながら学べるため、イメージも湧きやすい。
- 視聴しているだけでドンドン情報が入って来るため、比較的ラクに学べる。(悪い点でもあります。)
悪い点
- ドンドン情報が入って来るため、理解できていなくても勉強している気になる。(良い点の裏返し。)
- 表面的な理解で終わってしまうコンテンツも多いため、見極めが重要になる。
書籍で学ぶ
所謂「名著」と呼ばれる書籍も、多くが電子で読めるようになり、保管や持ち運びに関してのデメリットは殆ど無いと言って良いでしょう。
良い点
- 「考えながら読み進める」ことで、内容の理解だけでなく思考力を向上させることにも繋げやすい。
- 「〇〇を学ぶならこの本」みたいなオススメ解が、ある程度確立されている。
- 得てして、そういった本に表面的なものが少ない。
悪い点
- そもそも読解力が必要なため、動画よりハードルは高い。
- とはいえ、その読解力を磨くために書籍を読むべきだとは思いますが...。
- パット見のわかりやすさは動画に劣る。
人に教えてもらう
以前に記事を書きましたが、身近に教えてもらえる人がいるかどうか、は成長速度に結構ダイレクトに関わってくると思います。
相手の都合はしっかり確認し、敬意と謝意を持って向き合いましょう。
良い点
- わからないところ・知りたいところをピンポイントに質問できる。
- 自分で勉強するだけでは気づかなかった周辺知識を教えてもらえることもある。
悪い点
- 当然だがいつでもできるわけではない。相手の都合依存。
- 何なら得られる知識・スキルも相手依存なので、鵜呑みにし続けて良いかは要判断。
勉強法再考〜アウトプット編〜
インプットだけじゃなくアウトプットも大事、とはよく言われますし、実際その通りです。
アウトプットを増やすと、勉強が進むだけでなく、自信にも繋がります。
学んだことを文章(記事)にする
このQiitaに記事を書いても良いです。ただのメモ、ではなく、「他人が読んでもある程度理解できる文章」にするのはかなり勉強になります。
「人に説明できる」ということは、「知識が脳内で整理されている」ということなので。
良い点
- 知識の網羅性を担保しやすくなる。
- 書きながら、自分の理解が足りない点に気づきやすいので。
- 自分の学びをナレッジ化でき、いつでも振り返れるようになる。
悪い点
- 書くのが苦手な人にはとにかく辛い。
- 誰かにレビューをもらわないと、誤りや中途半端な理解がそのままになりがち。
人に説明する
共に切磋琢磨する仲間がいるならば、学んだことを教え合う時間を作るのはとても有効な勉強法になります。
良い点
- その場でレビューがもらえる。
- モチベーションを高く保たざるをえなくなる。
- 嘘を教えるわけにいかないですし、相手の時間も取っているわけなので。
悪い点
- 相手に嘘を教えてしまう可能性がある。
- ので、しっかりインプットしましょう。
- これも当然、いつでもできるわけではない。
何か作ってみる
一般的にアウトプットというと、このことを指しているケースが多い気がします。
何かを作り上げる経験はとても大事で、自信に直結するのでおすすめです。
良い点
- 欠けている知識やスキルに気づきやすい。
- というか、それを補わないとモノが動かない。
- 自分で考える力が身につく。
- デバッグなんかやっていると、仮説検証をスピーディに回す力が身についていくのを感じます。
悪い点
- 時間はかかる。
- まとまった時間を確保できる人向けかもしれません。
まとめ
切り分けてみると色んな手段がありますが、「これが最強の勉強法」みたいなものはありません。
「インプット・アウトプットのバランスが大事」なのはもちろん、インプット・アウトプットそれぞれの手段についても、やはり良い点悪い点があるということを理解して勉強していきましょう。
おわりに
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