はじめに
プログラミングの勉強を始める人にとって、効率的な学習のために重要なものはなんでしょうか?
教材?ハイスペックPC?それらを確保する費用?
これらはもちろんあればあるほど良いでしょう。また独学が難しければ、スクールに入って規定のカリキュラムで勉強する選択肢も悪くないと思います。
本記事では、特にエンジニア就職・転職を目指す人にとって一番効率的に学習を進められる手段について、自分の体験も踏まえて考えてみました。
読んでほしい人
- 独学でプログラミングの勉強を始めようとしている、またはすでに始めている人
- 始めたは良いが、何を目指せば良いかわからない人
- 自分の学習内容や進め方に自信がない人
※本内容は、あくまで筆者の経験と主観に基づくものであり、万人に当てはまるものではない旨、ご了承願います。
※筆者は自分自身が未経験からエンジニア転職しており、現在採用活動も行っています。
一番重要なのは、「エンジニアとして活躍しているメンターの存在」
結論から言うと、現在進行系で活躍しているメンターを見つけるのが一番手っ取り早いです。
「メンター」というとちょっと堅苦しく感じるかもしれませんが、勉強内容を相談したり、質問したりできる人、だと考えてもらって差し支えありません。
なぜそのようなメンターを見つけることが重要なのか、以下に述べていきます。
教材や学習ツールには困らない時代だからこそ、「何のために学習するか」が大事
プログラミング学習自体は、今や誰でも簡単に始められるようになりました。
Web上には無料の学習コンテンツが山のようにありますし、PCのスペックが多少低くても、ブラウザ上でコードが書けるサービスもあります。
インターネット回線さえ準備できれば、いつでも学習をスタートさせられると考えて良いでしょう。
ただ、教材・ツールが溢れているからといって、闇雲に学習しても仕方がありません。
- 自分はプログラミング学習を通して、何を達成したいのか
- そのためには、今の勉強の進め方で良いのか
これらは自分で考えても、中々明確にならない人も多いでしょう。
無料で得られる情報が多すぎるのも、判断しづらくなる要因の一つだと思います。
メンターを見つけるメリット①:勉強の方向性を見失いづらい
職業エンジニアになるための勉強内容については、実際に働いているエンジニアの人に相談するのが一番です。
当たり前のように思えるかもしれませんが、意外とそういう相談ができる人がいない、という人は多いです。
(「どうすればエンジニアになれますか?」とTwitterで投げかけている人とか、結構見ます。)
筆者自身、未経験の方と採用面談することもありますが、多くの方が迷いながら勉強されている印象です。
実際に活躍している人から、「一緒に働くエンジニアに求めるもの」を教えてもらえるのは非常に重要ですし、今の自分のスキルセットを客観的に評価してもらえるチャンスでもあります。
メンターを見つけるメリット②:メンターのキャリアをそのまま自分の目標にできる
「エンジニアになる」という目標は持っていても、「どんなエンジニアキャリアを歩みたいか」を考えている人は少ないんじゃないでしょうか。
エンジニアになることはゴールではなくスタートです。
実際に働いているエンジニアの人と接する中で、その人の歩んでいるキャリアを知り、自分の目標とすることができると、エンジニアになった先のこともイメージしやすいと思います。
そんな、「目標にしたい人」と出会える、勉強にもより一層身が入りますよね。
メンターと出会うには?
以上、メンターを見つける重要性について説明してきましたが、そういった人にはどうやって出逢えば良いのでしょうか。
考えられるパターンをいくつかピックアップしてみます。
まずは友人・知人から探してみよう
身の回りで見つけられるのならば、これほど心強いことはありません。
「エンジニアをやってる人」という観点で、自分の人間関係を見直してると良いでしょう。
また直接でなくても、友人・知人から紹介してもらえるならば、それも良いです。
全く無縁の人とつながることと比べると、安心感は段違いです。
注意としては、元々繋がりがあるからこそ、甘えない・依存しないことが挙げられると思います。
相手も断りにくいと思うので、節度を守ったコミュニケーションを心がけたいところです。
(このケースに限ったことではありませんが...。)
メンターとマッチングできるサービスを使ってみる
MentaやYenta!などのマッチングサービスを活用するのも手だと思います。
有料/無料、エンジニア特化/非特化などの差異はありますので、いくつか横断的に見極めながら、使いやすいものを使ってみましょう。
他の利用者からのレビュー機能があるものもありますので、良い人を探しやすいかもしれません。
このケースで特に気をつけたいのは、所謂カモにされる可能性です。
あらゆるオンラインマッチングで気をつけたい点ですね。
相手も何か目的があってサービスに登録しているはずなので、いいように利用されないよう、しっかり見極めながら活動できると良いですね。
もくもく会などのイベントに参加してみる
connpassといった勉強支援プラットフォームでは、もくもく会(勉強会)がよく企画されています。
初心者から職業エンジニアの方まで広く参加しているケースもあるので、継続的に参加していると、良い出会いがあるかもしれません。
筆者が採用面談させてもらった中でも、このケースで相談できる人を見つけている方がいらっしゃいました。
このケースの注意点は、集団イベントなので節度を持って参加しましょう、という点でしょうか。
皆さん勉強するために集まってますので、話しかけて良いタイミングか、などはしっかり判断したいですね。
おわりに
実際に質問に答えてくれる・相談にのってもらえる人には、最大限の敬意と感謝を持って臨みたいところです。
これからプログラミング学習を始める人・エンジニア就職を目指す人への一助となれば幸いです。
弊社では、経験の有無を問わず、社員やインターン生の採用を行っています。
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