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移行計画

Last updated at Posted at 2025-04-28

はい、ご要望の移行は可能です。
Planner から Backlog への直接的な移行ツールは提供されていませんが、Planner のデータを Excel/CSV 形式でエクスポートし、Backlog が提供する CSV インポート機能を利用することで、既存タスクのデータを移行できます。
また、Salesforce から Backlog への起票については、いくつかの方法が考えられます。
以下に、移行の実現性と移行計画案をまとめます。
移行の実現性

  • Planner から Backlog へのデータ移行:
    • 方法: Planner のタスクを Excel ファイルとしてエクスポートし、そのデータを Backlog の CSV インポート形式に合わせて加工・整形し、Backlog にインポートします。
    • 注意点:
      • Planner と Backlog の項目(担当者、ステータス、カテゴリ、期日など)のマッピングを事前に行う必要があります。
      • Planner の「チェックリスト」や「コメント」などの一部情報は、そのまま Backlog の対応する項目に移行できない可能性があります。Backlog の「詳細」欄やカスタムフィールドなどを活用して情報を移行する方法を検討します。
      • 担当者情報は、Planner での表示名やメールアドレスと、Backlog に登録されているユーザー情報を紐付ける必要があります。
  • Salesforce から Backlog への起票:
    • 方法:
      • 手動: これまで通り Salesforce から CSV をエクスポートし、それを Backlog にインポートする。(現在の Planner への手順を Backlog 向けに変える)
      • 半自動/自動 (推奨):
        • 連携ツール/iPaaS の利用: Zapier, Make (旧 Integromat), MuleSoft などの連携サービスを利用して、Salesforce の特定条件(例: 特定のレコード作成・更新)をトリガーに、Backlog に自動で課題を起票する。設定は比較的容易ですが、サービス利用料がかかります。
        • Backlog API の利用: Salesforce の Apex やフロー、または外部のプログラムから Backlog API を呼び出し、課題を起票する。開発が必要ですが、最も柔軟な連携が可能です。
        • AppExchange アプリ: Salesforce AppExchange で Backlog 連携用のアプリがないか探す。(提供されている可能性は低いかもしれません)
    • 注意点: どの方法を選択するかによって、実装の難易度、コスト、運用方法が変わります。自動化を目指す場合は、Salesforce と Backlog の項目マッピングや連携のトリガー条件などを詳細に定義する必要があります。
      移行計画案
      以下に、移行を進めるためのステップ案を示します。
      フェーズ 1: 調査・準備 (期間: 1〜2週間)
  • Backlog 環境準備:
    • Backlog プロジェクトを作成し、課題種別、カテゴリ、発生バージョン/マイルストーン、カスタムフィールドなどを定義します。移行する Planner や Salesforce のデータ構造に合わせて設定します。
    • 移行に関わるメンバー全員の Backlog アカウントを作成し、プロジェクトへの参加を確認します。
  • データマッピング定義 (Planner → Backlog):
    • Planner のエクスポート項目を確認します (タスク名、バケット、担当者、進捗、開始日、期限、ラベル、メモ、チェックリスト項目など)。
    • Planner の各項目を Backlog のどの項目(件名、カテゴリ、担当者、状態、開始日、期限日、マイルストーン、カスタムフィールド、詳細など)に対応付けるかを決定し、マッピング表を作成します。特に「担当者」と「状態」のマッピングは重要です。
  • データマッピング定義 (Salesforce → Backlog):
    • Salesforce から Backlog に起票したい情報(オブジェクト、項目)を特定します。
    • Salesforce の項目を Backlog のどの項目に対応付けるかを決定し、マッピング表を作成します。
  • Salesforce - Backlog 連携方法の選定:
    • 上記「Salesforce から Backlog への起票」の実現方法の中から、予算、技術力、運用負荷を考慮して最適な方法を決定します。
  • チームへの周知:
    • 移行計画の概要とスケジュールをチームメンバーに共有します。
      フェーズ 2: Planner データ移行テスト (期間: 1週間)
  • Planner データのエクスポート: Planner からタスクデータを Excel ファイルとしてエクスポートします。
  • データ整形・加工: エクスポートした Excel データを、フェーズ 1 で作成したマッピング表と Backlog の CSV インポート形式仕様に基づいて加工します。
  • テストインポート:
    • 加工したデータの一部(少量)を Backlog のテストプロジェクト、または本番プロジェクトにインポートしてみます。
    • インポート結果を確認し、マッピングやデータ形式に問題がないか検証します。必要に応じてデータ加工手順やマッピングを見直します。
      フェーズ 3: Planner 全データ移行 (期間: 1〜2日)
  • 最終データエクスポート: 移行直前の Planner データを再度エクスポートします(必要であれば)。
  • 全データ加工: テストで確立した手順に基づき、全データを Backlog インポート用に加工します。
  • 全データインポート: 加工した CSV ファイルを Backlog の本番プロジェクトにインポートします。
  • インポート結果確認: インポートされた課題の件数や内容をサンプリングチェックし、問題がないことを確認します。
    フェーズ 4: Salesforce - Backlog 連携実装・テスト (期間: 1〜3週間 - 選択方式による)
  • 連携設定/開発: 選定した方法(手動手順の整備、連携ツールの設定、API 開発など)に基づき、Salesforce から Backlog へ課題を起票する仕組みを実装します。
  • 連携テスト: Salesforce でテストデータを作成・更新し、意図通りに Backlog に課題が起票されるか、項目が正しくマッピングされているかなどを十分にテストします。
    フェーズ 5: 本番移行・運用開始 (期間: 1日 + 継続)
  • 移行日決定・周知: Planner から Backlog への完全移行日を決定し、チームに最終告知します。
  • 旧ワークフロー停止: Salesforce → CSV → Planner の運用を停止します。
  • 新ワークフロー開始: Salesforce → Backlog の新しい運用(手動 or 自動)を開始します。
  • ユーザーサポート: 移行後の Backlog 利用方法や新しいワークフローについて、チームメンバーへのサポートやトレーニングを提供します。
  • モニタリング・改善: 移行後、しばらくは運用状況を注視し、問題点や改善点があれば対応します。
    重要な考慮事項:
  • ユーザーアカウント: Planner で利用していたユーザーと Backlog のユーザーを正確に紐付ける必要があります。
  • Backlog プラン: 利用する Backlog のプランによって、ユーザー数、ストレージ容量、カスタムフィールド数などの上限があるため、移行するデータ量や利用規模に適したプランか確認が必要です。
  • API 利用制限: API を利用する場合は、Backlog や連携ツールの API 呼び出し回数制限に注意が必要です。
  • データ完全性: Planner のすべての情報が完全に Backlog に移行できるわけではないことを理解し、どの情報を優先的に移行するかを決定する必要があります。
    この計画案を元に、貴社の状況に合わせて詳細なタスクやスケジュールを調整してください。特にデータマッピングと連携方法の選定・実装が重要となります。
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