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Raspberry Pi 5 が起動しない場合の対処方法

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Last updated at Posted at 2026-03-18

Raspberry Pi 5 に電源を接続しても、OSが起動せず「故障やフリーズ」のように見える場合があります。
これは実際には故障ではなく、電源の供給能力が不足していると判定された場合に警告画面で一時停止します。

この警告は HDMI 出力にのみ表示されるため、モニターを接続していない環境(ヘッドレス運用)やシリアルコンソール経由では原因の特定が難しく、一見すると「電源を入れても起動しない」ように見えてしまいます。

結論

/boot/firmware/config.txt(または/boot/config.txt)に以下の設定を追加することで、この判定を回避できます。

usb_max_current_enable=1

Raspberry Pi 5 の電源判別仕様

Raspberry Pi 5 では、電源の供給能力を判別する仕組みが導入されています。

USB-PD 対応の電源では制限なく動作しますが、
USB-PD 非対応の電源を使用している場合や電源能力が正しく判定できない場合は、以下のような制限があります。

  • USBポートの電流供給が制限される
  • USBブート時に警告画面が表示される

詳細は以下を参照してください。

実際の動作(警告画面)

例えば、5.1V / 3.8A の USB-PD 非対応アダプタを使用し、Raspberry Pi OS(CUI版)を USB ブートすると、
モニター接続時には以下のような警告画面が表示されます。

IMG_8126.JPG

※ この状態では起動処理が停止していますが、本体の電源ボタン(PSW)を押すことで起動処理を続行できます。

設定の効果

あらかじめ usb_max_current_enable=1 を設定しておくことで、警告表示なしで起動するようになります。

image.png

注意点
この設定はUSBポートの電流制限を解除するため、実際に供給能力が低い電源(5V / 3A未満など)を使用している場合、周辺機器の消費電力が増えると動作が不安定になる可能性があります。

弊社製品との組み合わせ

弊社製品(4GPi・slee-Pi)はGPIOピンから給電する仕様のため、Raspberry Pi 5 を組み合わせた場合、電源能力を正しく認識できず上記のように起動しない場合があります。

この場合も usb_max_current_enable=1 を設定しておくことで、問題が解消することを確認しています。

なお、以下のページで説明されている現象は
物理的な接触が原因であり、今回紹介した設定では解決できません。

この問題については 後継機にて対策予定です。

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