TL;DR
- Google Antigravity(VS Codeベース)にClaude Code拡張を入れて、開発を1つのエディタに集約する
- Antigravity単独運用だとGeminiのクォータ切れで作業が止まるリスクがあるため、Claude Codeと組み合わせてトークン消費先を分散する
- クォータ切れ時はモデル切り替え・タスクの退避で対処する
環境
| 項目 | バージョン・詳細 |
|---|---|
| OS | macOS |
| Google Antigravity | 2025年11月公開のエージェント向けIDE(VS Codeベース、Open VSXレジストリ使用) |
| Claude Code | CLI(npm配布) |
| 認証方式 | Claude Proサブスクリプション認証 |
Claude Codeのインストール
AntigravityはVS Codeベースなので、拡張機能ビューからそのまま導入できる。まずCLI本体をグローバルインストールする。
# Claude Code CLI をグローバルインストール
npm install -g @anthropic-ai/claude-code
# バージョン確認(インストール成否のチェック)
claude --version
# 初回起動。ブラウザが開いて Anthropic アカウントの認証が走る
claude
初回起動時にAnthropicアカウントでの認証を求められる。認証方式は2種類あり、Claude Pro/Maxのサブスクリプション認証(利用枠内は追加課金なし、レート上限あり)か、APIキー認証(従量課金)かを選択する。日常的に使う用途ではサブスク認証が向く。
CLIのインストール後、Antigravityの拡張機能ビュー(サイドバー)を開き、検索窓に「Claude Code」と入力して「Claude Code for VS Code」をインストールする。拡張機能はCLIをエディタパネルに統合するUIレイヤーであり、実体はターミナルで動くCLIそのものである。拡張機能を入れずに、Antigravityの統合ターミナルで claude コマンドを直接実行しても動作する。
タスクの振り分け方針
Antigravity(Gemini)とClaude Codeでは特性が異なるため、タスクの種類でモデルを切り替える。
| タスク | 担当 | 理由 |
|---|---|---|
| 技術調査・比較検討 | Antigravity(Gemini) | Agent Managerで複数エージェントを並列実行できる |
| 使い捨てスクリプト生成 | Antigravity(Gemini) | 精度要求が低いためGemini枠を優先消費させる |
| 既存コードの実装・リファクタリング | Claude Code | コードベース読解と差分編集の精度が高い |
| デバッグ・原因調査 | Claude Code | コマンド実行と仮説検証のループが速い |
トークンプールはサービスごとに完全に独立している。Claude Codeは5時間ごとのローリング上限と週次上限の二段構え、AntigravityのGemini枠も5時間ローリング枠と週次ベースラインの組み合わせで管理されている。片方が上限に達しても、もう片方の消費量には影響しない。
ハマりどころ・注意点
Antigravityのクォータが長期間ロックされる
2026年前半、Antigravityの無料枠・Proプランのクォータが大きく絞られた時期があり、Googleの公式フォーラムでも「5時間でリセットされるはずの上限が数日〜数日間戻らない」という報告が多数上がっていた。実際に Model quota exceeded 系のエラーが出て、表示されているリセット時間を過ぎても復旧しないケースに遭遇した。
原因は、5時間のローリングタイマーは短期バケットのみを回復させる仕組みで、週次ベースラインの残量が0の場合はそちらが優先されて週次リセットまでロックされ続けるため。対処は以下の3点で行った。
- 実行中のタスクをClaude Code側に退避する
- Antigravity側は、使えるうちからGemini 3 Proではなく軽量なFlash系モデルに切り替えて消費ペースを落とす
- ロック解除待ちの間はClaude Codeのプランモードで設計だけ進め、実装は復旧後にまとめて流す
なお、2026年5月にGoogleがAntigravityのGeminiモデル使用上限を2回にわたって3倍に引き上げており、この問題は現時点ではリリース当初より緩和されている。Anthropic側もPro/Maxプランの5時間レート上限を同時期に2倍に引き上げている。
二重課金になる
Google AI(Antigravity)とAnthropic(Claude Code)の両方に課金する構成になるため、単純なトークン量のコスト効率では1社に絞って上位プランに寄せる方が有利な場合がある。単一障害点を避ける保険として二重課金するかどうかは、開発フローでAIエージェントへの依存度がどの程度かで判断する。
まとめ
- AntigravityへのClaude Code導入は拡張機能の検索とnpmコマンド1本で完了する
- 精度が必要な作業(実装・デバッグ)はClaude Code、調査や使い捨てコードはAntigravity(Gemini)に振り分けるとクォータの偏りが減る
- Antigravityのクォータは5時間ローリング+週次ベースラインの二段構えで、週次枠が枯渇すると長期ロックされることがある
- 1社依存のリスクを避けたい場合、トークン消費先を2社に分散する構成が有効
概要や実際に使ってみた感想も含めた記事はこちら → Google AntigravityにClaude Codeを入れて、トークンを2社に分散しながら開発している