##ビルトインオブジェクトとは
ビルトインオブジェクトとは、JavaScriptで以下のようなあらかじめ定義されているもので、宣言なしで使用することができる。
##ビルトインオブジェクト一覧
オブジェクト名 | 説明 |
---|---|
Array | 配列を作成・操作 |
Boolean | 真偽値を作成・操作 |
Date | 日付や時刻の取得・設定 |
Function | 関数の作成・操作 |
Math | 数値計算関連 |
Number | 属性を持つ数値を作成 |
Object | ユーザ定義オブジェクトを作成 |
RegExp | 正規表現関連 |
###Dataオブジェクトの使用例
var d = new Date();
alert("今日は"+ d.getFullYear() +"年"+ (d.getMonth() + 1 ) +"月"+ d.getDate() +"日です。");//今日の年月日が表示される
※”月”で+1
しているのは、1月=January
が0
に設定されているため。
オブジェクトには状態プロパティ
と振る舞い()
を持っている。
##Arrayオブジェクト
Array
オブジェクトは配列
を定義するためのオブジェクトである。
###定義方法
Array
オブジェクトは下記のように定義できる。
var array1 = new Array(1, 2, 3); // [1, 2, 3]
var array2 = [1, 2, 3, 4]; // [1, 2, 3, 4]
var array3 = new Array('1'); // ['1']
var array4 = new Array(5); // [undefined x 5]
###要素数を取得
Array
オブジェクトはlength
というプロパティをもっており、配列の要素数
を保持している。
プロパティ名 | 説明 |
---|---|
length |
配列要素の数 |
###配列要素の追加と削除
メゾット名 | 説明 |
---|---|
pop() |
配列の最後尾に要素を一つ削除 戻り値は取り除かれた要素を返す |
push() |
配列の最後尾の要素を一つ追加 戻り値は要素追加後のlengthプロパティの値を返す |
shift() |
配列の先頭に要素を一つ削除 戻り値は取り除かれた要素を返す |
unshift() |
配列の先頭に要素を追加 戻り値は要素追加後のlengthプロパティの値を返す |
splice() |
指定範囲を削除し、削除した部分に新たな要素を追加 |