はじめに
xs-devツールをv0.33.1からv0.36.1(2024年12月31日時点の最新版)に更新したところ、コマンドの使い方が変更になり、少しハマった点があったのでメモを残しておきます。
更新内容
xs-devツールのsetupコマンドの引数が変更になりました。
v0.34.0
setupコマンドの --target-branch オプションが --release オプションと --branch オプションに分割されました。
Moddable SDKの最新版をインストールする場合、以下のように変更されました。
v0.33.1
xs-dev setup --tartget-branch public
v0.34.0
xs-dev setup --branch public
Moddable SDKのリリース版をインストールする場合、以下のように変更されました。
v0.33.1
xs-dev setup
v0.34.0
xs-dev setup --release=リリース番号
(例)
xs-dev setup --release=5.3.0
ハマった点
リリース番号を指定しないと、latestタグが付いたリリース番号が設定されます。
しかし、リリースにpre-built assetsが存在しないと警告が表示され、コマンドが終了しません。
(スピナーが回転しているので動作しているように見えますが、入力待ちの状態で先に進みません)
pre-built assetsが含まれるリリース番号を指定するのが確実です。
$ xs-dev setup
Setting up the mac tools!
⠼ Getting latest Moddable-OpenSource/moddable release
Moddable release latest does not have any pre-built assets.
⠴ Getting latest Moddable-OpenSource/moddable release
追記:調査中(2024年12月31日 18:48時点)
xs-dev v0.36.1の更新が関係していそうという情報をキャッチしました。
Linux環境でも再現しました。
$ nodebrew ls
v16.17.1
v18.20.5
v20.18.1
current: v20.18.1
Mac環境のNode.jsのバージョンはv20.14.0でした。
READMEのRequirementsは>=16となっていますが、package.jsonのenginesは"node":">=20"が指定されていました。
追記:解決(2025年1月1日 23:51時点)
Spinnerがstartして(動いて)いるとpromptが動かず、Spinnerをstopする(止める)とpromptが動くことを確認しました。
ソースコードを修正してPR(プルリク)を作成しました。
マージされました。(v0.36.2がリリースされました)
v0.35.0
ESP32デバイスでインストールされる開発ツール(ESP-IDF)のバージョンが5.3.1になりました。
(Moddable SDK 5.2.0はESP-IDFのバージョンは5.3.0でしたが、Moddable SDK 5.3.0はESP-IDFのバージョンが5.3.1になりました)