2025年3月1日(土)に「日常生活の困りごとをAIで解決」をテーマにしたハッカソンを開催しました。
今回はこのハッカソンで実際に行ったことや、メンバーがどのように成長したのかをまとめていきます!
ハッカソンイベントの概要
多くの勉強会では座学やデモが中心となり、実際に手を動かす機会が少ないと感じています。本当に大切なのは、0→1で作ったり、新しい技術に挑戦したり、仲間と一緒に考えたりする経験だと考えています。
人が成長するのは「体験」した瞬間だと思っています。「実務経験は成長する」はまさに体験する場になっているからです。
今回はそんな体験を軸に「日常生活の『困った』をAIの力で解決!」をテーマに、AIのAPIを活用したアプリ開発を行うハッカソンを実施しました。開発初心者の方でも楽しく参加できるように、ハードルを下げて開催しました。
ハッカソンのポイント
- テーマ:日常生活の「困った」をAIの力で解決!
- 時間:3時間という短い時間で完成を目指す
- チーム構成:経験者と初心者のバランスを考慮
- 技術スタック:各チームが選定 + 各種AI系のAPI
- 開発環境:各自のノートPCで開発
当日の流れ
1. ハッカソンの説明とチーム決め、自己紹介
ハッカソンの説明をしたあとに、チーム分けを行いました。今回は参加受付時にUNOカードを一枚引いてもらい、同じ番号の人でチームを組む方式を採用。これにより、普段接点のない人同士でも自然にチームが組めました。
さらに各チームに経験者を1名配置して、未経験者の方でもサポートできる体制にしました。これにより、技術レベルに関わらず全員が参加できる環境を整えました。
その後、チーム内で自己紹介を行いました。
- 今日呼ばれたいあだ名
- やっている仕事
- 今日参加した目的
ここについて一人1分程度で話してもらい、チーム内のアイスブレイクとしました。
2. 3時間ハッカソン開始
ハッカソンは3時間でしっかり終わるように設計。
環境構築から開始してアプリ完成を目指してもらいます。
各チームはまずアイデア出しから始め、どんなアプリを作るか、どんなAI APIを使うかをディスカッション。その後、役割分担をして開発を進めました。
使用するツールはチームごとに自由に選択してもらいましたが、多くのチームが
- GitHub(ソース管理)
- VSCode(開発環境)
- Google Document/Notion(アイデア出し・設計)
- LiveShare(ペアプロ)
などを活用していました。
未経験の方もいましたが、当日GitHubのアカウントを作成したり、VSCodeをインストールしたりと、基本的な環境構築から始め、gitでコミットしたりAPI keyを取得してAPIを叩いたりと、短時間で大きく成長していました。
3. チームごとに成果と感想のシェア
3時間の開発時間が終了後、各チームに3分間の発表時間を設け、作ったアプリのデモと感想をシェアしてもらいました。
チーム「たいそんず」: プロンプトコンサル
プロンプトの改善を教えてくれるアプリを開発。AIに対する質問の仕方を最適化するためのサポートツールです。
「AIに何を聞いていいかわからない」「もっと良い回答を得るためには?」という課題に対して、プロンプトを入力すると改善案を提案してくれるシンプルながら実用的なアプリを作成しました。
チーム「自走」: 頭スッキリモーニング
セットした時間になるとタイマーが鳴り、AIが頭をスッキリさせる問題を出してくれて、解けるまでアラームが鳴り続ける目覚ましアプリを開発。難易度を3段階から選べたり、好きなジャンルを選べる機能も実装しました。
「朝なかなか起きられない」「スッキリした状態で一日を始めたい」という課題に対して、脳を活性化させる問題を解くまでアラームが止まらないという面白いアイデアを実装。
チーム「24」: 献立アシスタント
料理の献立を考えてくれるアプリを開発。その時の気分などから最適なレシピを提案してくれる機能を実装しました。
チーム「オーバークック」: 英語学習アシスタント
英語の文法などを教えてくれるチャットボットを開発。学習者の質問に応じて適切な英文法の解説を提供します。
また話したい人を指定することができるようになっていました。
参加者の感想
ハッカソン終了後に参加者から寄せられた感想を一部紹介します:
- 「モニターがやりやすかった。デプロイもしたほうが良いか?とか話しました」
- 「初めてハッカソンに参加できて良かった!完成できて嬉しいし、普段の業務と違う頭を使った」
- 「チーム開発というものを初めて経験できたことが一番良かったです。また、今回はまかせられた部分を最終的には北原さんに実装していただいたので、そういった実装力、技術力をもっと高めることを意識して今後の学習に活かしていきたいと思いました」
- 「勉強になりました。本当に3時間で形にできてすごく勉強になりました。ありがとうございました」
- 「当初の目的であった『プロダクト開発の流れを掴む』ことができたので非常に満足しています」
- 「楽しかったです!またやる際参加したいです!」
- 「密な情報共有ができて良かったです」
- 「初めて参加しましたがとても楽しかったです!モチベーションが上がりましたし、とても有意義に感じました」
- 「アイデア出し→完成まで初めて開発経験を体験できてよかったです。流れを把握できたことがとても勉強になりました」
ハッカソンイベントを開催してみて
営業職の方でほぼプログラミング未経験の参加者もいましたが、当日GitHubアカウントを作成したり、VSCodeをインストールしたりと基礎からスタートして、わずか3時間でgitコマンドでコミットする方法を学んだり、API keyを取得してAPIを叩いたりと大きく成長していました。
その方も「ぜひ次回も参加して成長していきたい。ゆくゆくは自分でアプリを作りたい」と意欲を示していました。
今回特に注目したいのは、参加者それぞれに「成長の瞬間」があったことです。
やはり「体験で学ぶ」というのは参加者の満足度も高く、実際の開発体験を通じて技術的な成長だけでなく、チーム開発の経験や、アイデアを形にする喜びを感じられる場になったと思います。
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