Pyxel MML Studioとは
Pyxel MML Studioは、Pyxelのサウンドエンジンを使った音楽制作環境です。
Pyxelのサウンドエンジンは、ファミコンのオーディオチップ仕様をベースに、現代的な拡張を加えた設計になっています。
そのため、Pyxel MML Studioで作れる曲は、ファミコン風のレトロサウンド、音楽ジャンルで言うところの「チップチューン」になります。
Pyxel MML Studioの主な特徴は、次のとおりです。
- インストール作業なく、Webブラウザだけで使用可能
- Pyxel版MML (Music Macro Language)を使ってメロディを入力
- 作成した曲はURLやQRコードのみで公開可能
それでは、実際にPyxel MML Studioを触りながら、これらの特徴を順に見ていきましょう。
Webブラウザがあればどこでも使用可能
まずはこちらのリンクからPyxel MML Studioを起動させてみてください。
特別なインストール作業等なく、Webブラウザに次の画面が表示されます。
初回ロード時のみ起動に少し時間がかかりますが、2回目以降はより短い時間で起動するようになります。
Pyxel MMLを使ったメロディ入力
MMLはMusic Macro Languageの略で、レトロパソコンなどでよく使われていた音楽の入力形式です。
一般的な説明はWikipediaの記事に任せるとして、Pyxel MML StudioではPyxel向け仕様のMMLを使ってメロディを入力していきます。
まずは、簡単なお試し入力をしてみましょう。
-
CH1のテキストボックスにCDE -
CH2のテキストボックスにEFG
と入力してみてください。(大文字・小文字はどちらでも構いません)
入力が終わったら、上にあるPLAYボタンを押します。
すると、
- CDE → ドレミ
- EFG → ミファソ
のメロディが2チャンネル同時に再生されます。
各ボタンの機能とショートカットは次のとおりです。
-
PLAY:再生を開始 [Ctrl (Cmd) + Enter] -
STOP:再生を停止 [ESC] -
LOOP:繰り返し再生の切り替え [Ctrl (Cmd) + L]
Pyxel MMLのコマンド仕様を詳しく知りたい場合は、ツール左上にあるPyxel MML Commandsのリンクから確認できます。
URLやQRコードのみで完結する作品公開
実は、Pyxel MML Studioにはロードやセーブ機能がありません。
その代わりに、入力したすべてのMMLはクエリパラメータとしてURLに直接埋め込まれる仕組みになっています。
そのため、URLを共有するだけで作品の公開が可能です。(そして、MMLが長くなるほどURLもドーンと長くなっていきます)
また、URLに対応するQRコード画像も同時に生成されるため、QRコードを共有して作品を公開することもできます。
ではここで、Pyxel MMLマスターのfrenchbreadさん(しろもふファクトリー)による、ファミコン版ウィザードリィのオープニング曲の入力例を見てみましょう。
MMLデータが組み込まれたURLは、このようになります。
?mml= 以降が、MMLデータ部分です。
リンクを押して曲を再生してみてください。
なかなか素敵ではないですか?(特定の年代に強く刺さる予感がします)
各チャンネルの横にある SOLO ボタンと MUTE ボタンを使うと、そのチャンネルのみを再生したり、ミュート(再生オフ)に切り替えたりできます。
ぜひ、いろいろ試してみてください。
Pyxel MMLを全力で使いこなしてみる
そういえば今日はクリスマス 🎄
せっかくの記念日ということで、frenchbreadさんに無理を言って「クリスマスらしい曲」というリクエストで、もう一曲Pyxel MMLの作例を作っていただきました。
このチップチューンをBGMに、Pyxel Advent Calendar最終日となるクリスマスを、皆さんに楽しく過ごしてもらえたらうれしいです!
最後に少しだけ宣伝です🤭
Pyxelの開発は、GitHubのスターを励みに、無償で続けています。
「応援しているよ」という方は、Pyxelリポジトリ にスターを付けていただけると、作者のやる気につながりますので、ぜひよろしくお願いします!
