##はじめに
プログラミング言語ではよく文字列の連結が行われる。
JavaScript(ES6) では文字列の連結も使用することができるが、
テンプレートリテラルという便利なものがあるので紹介したいと思う。
##結論から
長く読みづらい文字列の連結をシンプルに書ける。
『文字列の連結』
const name = "デク";
const age = 16;
const food = "リンゴ";
console.log("私の名前は"+ name + "です。" + "年齢は" + age + "歳です。" + "好きな食べ物は" + food + "です。");
//出力結果:私の名前はデクです。年齢は16歳です。好きな食べ物はリンゴです。
『テンプレートリテラル』
const name = "デク";
const age = 16;
const food = "リンゴ";
console.log(`私の名前は${name} です。年齢は${age}歳です。好きな食べ物は${food}です。`);
//出力結果:私の名前はデクです。年齢は16歳です。好きな食べ物はリンゴです。
##詳細
【文字列の連結】
文字列と文字列を「+」で繋げることで一つの文字列とする
変数や定数も繋げることができる
console.log("私が" + "デクだ");
//出力結果:私がデクだ
console.log("20" + "15");
//出力結果:2015
//数字を文字列として扱っているので計算されず、連結されて出力されている
const name = "デク";
const age = 16;
console.log("私の名前は"+ name + "です。" + "年齢は" + age + "歳です。" );
//出力結果:私の名前はデクです。年齢は16歳です。
【テンプレートリテラル】
文字列の中の${}に定数や変数を囲むことで文字列に埋め込むことができる。
そのため、どれが定数や変数かということが分かりやすくなり、
コードに「+」を書く必要がないため、コードを短く書くことができる。
文字列はバッククォーテーション(`)で囲む
const name = "デク";
const age = 16;
console.log(`私の名前は${name} です。年齢は${age}歳です。`);
//出力結果:私の名前はデクです。年齢は16歳です。
※バッククォーテーション(`)はJISキー(日本語配列)とUSキー(英語配列)によって出力方法が異なる。
下記の図を参照
##まとめ
テンプレートリテラルを使用することで「+」を書く手間を削減し、そして読みやすい書き方をすることができる。
本記事では単純な文字の連結について説明したが、もっと詳しく知りたい方は下記も参考にしてください。
■MDN web docs(テンプレート文字列)