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AZ-103:Microsoft Azure Administratorを受験し合格した

Last updated at Posted at 2019-10-22

はじめに

AZ-900に加えAzureの理解を深めたいと思いAZ-103を受験してきました。
他試験の所感等は以下のリンクから参照ください。

本記事のAZ-103はMCP試験体系の以下赤枠に位置付けする試験です。

スクリーンショット 2019-10-22 15.24.11.png
↑抜粋:Microsoft Training and Certifications:Role-based poster

本試験はAZ-900同様にAWS資格とポイントが異なっており参考書がパッと見つかりません。何を元にAzureを習得するのが良いかまたも迷子になりましたので個人的に参考まで勉強したこと、そして受験後の所感を記載します。

これから受験される方の助けになれば幸いです。

試験

※1 試験場所についてPeasonVue試験会場は全国に存在しますがAZ-103は全国で受験できない状態のようです。最寄りの試験会場で受験できるか確認することをお勧めします
※2 日本語ページは意味が崩れている箇所があるため、英語ページも必ず目を通すことをお勧めします

試験概要

公式のFAQを参考にして抜粋します。

  • 試験名: AZ-103:Microsoft Azure Administrator
  • 問題数: 40-60
  • 合格ボーダー: 700
  • 試験時間: 180分
  • 試験言語: 日本語
  • 出題形式: こちらを参照

出題範囲

  • 公式ページから出題範囲の記載通りです。こちらの試験説明文を見ても、広範囲な設問内容に対して具体的にAzureでどう実現するかを試験する形です。
    前回受験したAZ-900とは異なり概念レベルの理解では不十分です。Powershell、CLI、ポータルを使った具体的な操作まで理解していることが問われます。
この試験の受験者は、ストレージ、セキュリティ、ネットワーキング、コンピューティング Cloud機能にまたがる Cloud サービスを管理する Azure 管理者です。
受験者は、ITライフサイクルの各サービスに精通しており、インフラストラクチャ サービス、アプリケーション、および環境の依頼を受けます。
適切なリソースのプロビジョニング、サイズ設定、監視、調整と同様、最適なパフォーマンスおよび規模で使用するサービスを推奨します。

この試験の受験者は、PowerShell、Command Line Interface、Azure Portal、ARM テンプレート、オペレーティング システム、仮想化、Cloud インフラストラクチャ、ストレージ構造、およびネットワーキングに習熟している必要があります。

また、上記でポイントした公式ページの出題範囲(日本語訳)では機械翻訳が微妙で意図が全く違うため、日本語ページに違和感を感じたら英語に切り替えましょう。

  • 例)仮想マシン(VM)のデプロイと管理 に 「VMをデプロイする」 という項目があるが、英訳ではRedeploy VMsであり理解ポイントが全然ちがう
    • VMをRedeployすることによりVMが配備されるホストが変更されるため、更新メンテを回避できるとかそういう視点

勉強方法

出題範囲からキーワードを抽出しながら関連ドキュメントを中心に読み込み、実機に触れての理解が中心となります。以下を実施しました。

  • Azure公式ドキュメント
    • 概要・概念・リファレンスから仕様を理解
      • サービスのSLAやSKUによる機能差異、制限は必死に覚え込む
    • クイックスタート・チュートリアル・ハウツーガイドから実機操作を実施
  • Azure Learn
    • クレジットカード不要で無料の実環境が触れるサンドボックスを提供してくれ実機を通した学習できる e-learning。試験対策として内容は微妙ですがとっつきの理解で有用。
    • 実施したLearn Collectionはこちら
  • Azure公式ブログ
    • 公式ドキュメントの情報を補足する形で読み込む
  • 他、AZ-100、101の過去試験問題(AZ-100、101を統合したものがAZ-103のため)
    • 問題形式が上記出題形式に沿っており若干有効だが不備多数(明らかな誤答、回答未記載)でお勧めません。

受験後の所感

9月末に1回受験し不合格となりましたが2回目で合格(スコア800超)できました。
1回目の敗因は実装方法まで正確に理解できていなかったためでした。。資格を取得して実務でスキルを使うことを想定した場合、個人的には概念の理解は必要にしても実装方法に関しては公式ドキュメントから参照すれば良いと思っていました。また、他試験のAZ-900やAWSソリューションアーキテクトアソシエイトも概念レベルまでしか問われなかったので勝手に勘違いしてしまいました。ホント出題範囲の読み込みと慣れが足りなかったです。

そしてAzureの実務経験ありでも利用サービスは偏りますので、本試験の広い出題範囲を扱い、かつ、その実装方法の理解は勉強しないと合格は難しいと感じます。ひたすら実機で自分に覚え込ませるしかないと感じました。

こうした経験を経て公式ドキュメント主体でじっくり勉強することが必要な資格ですが、広範囲な知識と実装スキルが得られます。
みなさんもぜひAzureのスキルアップを目的に受験を検討してみてください。

他有用なサイトのご紹介

試験が順次アップデートされているためか急に実技試験が登場してました。自分が受験した際も1回目は実技なし、2回目は実技ありでした。当時出題形式の説明に記載されていなかったため注意です。実技を前提として臨みましょう。
上記サイトでも説明されていますが、特に気をつけるべきはキーボードです。なんと英語配列です。
なので一定の記号キーが打ちにくいので覚悟しましょう。蛇足ですが私の試験会場だけですが文字がダブって入力されるなんてもありました。。

Azureのコミュニティで発表された有用な動画です。一度見ることをお勧めします。
登壇者はSecurity分野は捨てた、とおっしゃってますが、15−20%の得点配分で決して無視できません。備えておいた方が良いです。AzureAD Preminum p1/p2の機能内容がジャンジャン出ますのでトライアル(無料)契約して使って覚えましょう。

お役立ち

  • Microsoft Ignite 2020 が9月22日から3日間開催され、その中のCloudSkills Challengeを期間内に実施すれば無料で試験が受けられるバウチャーがもらえそうです。奮って参加しましょう!

以上です。

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