はじめに
Azureを業務で必要になる可能性があり少しずつ触ったは良いものの、Azure特有のリソースマネージャー・サブスクリプション・ストレージアカウント等、特有の概念があり、いったん俯瞰的に知識を得たい思い受験。有用な試験でした。
が、受験に向けて勉強するも参考書なく(*)何を元に知識を得るのか迷子になったため、個人的に参考までに勉強したこと受験後の所感を記載します。
これから受験される方の助けになれば幸いです。
他試験の所感等は以下のリンクから参照ください。
- AZ-103:Microsoft Azure Administratorを受験し合格した
- AZ-203:Developing Solutions for Microsoft Azureを受験し合格した
- AZ-400:Designing and Implementing Microsoft DevOps Solutionsを受験し合格した
(*)参考書が発売されたようです。
目次を見たところ導入には良さそうでしたが公式のdocumentやlearnを併用して試験に臨むことをお勧めします。
本記事のAZ-900はMCP試験体系の以下赤枠に位置付けする試験です。
↑抜粋:Microsoft Training and Certifications:Role-based poster
試験
- 受験日: 2019/8/17
- 試験場所: 最寄りのPeasonVue試験会場
- 試験: AZ-900:Microsoft Azure Fundamentals
- 試験範囲: クラウドの一般的な概念、Azureのサービスを可用性やセキュリティ、コンプライアンス、料金やサポートについて広範囲に出題されます。詳細は上記リンクに記載されています。
勉強方法
Microsoft Learnにキーワードを得て、実機を触りながらも公式ドキュメントを読み込みサービスの特徴を覚え込みました。
大体3週間使って勉強してました。
- Microsoft Learn
- スキルの評価記載の出題範囲をひたすら -> こちらの方のブログに詳しく整理されています
- 実際に実施したLearnCollectionはこちら
- 実機操作(AdvisorやCost Managementやサポートプラン、無料アカウントなど)
- とにかく動かして現物を確かめる
- Advisorだとどういう観点で何をしてくれるサービスか(検知のみか、対策も掲示してくれるか)
- Cost Managementはどういったコスト分析ができるか(リソースマネージャごとに分析できるとか)
- サポートプランの違い(受付時間、ケースオープン数など)
- 無料アカウント(期間限定のクレジット、永年無料範囲など)
- とにかく動かして現物を確かめる
試験概要
こちらに記載されている通りです。 -> How to Prepare for the Exam AZ-900: Microsoft Azure Fundamentals?
- 問題数: 40〜60
- 合格ボーダー: 700
- 試験時間: 85分(ガイダンスを含めた時間で問題を解く時間は60分)
- 出題形式: こちらを参照
受験後の所感
800点を超え合格することができました。
試験時間は上記の通り60分ありましたが、難易度はそれほど高くなく、20分ほどで試験を解き切ってしまいました。(もともとクラウドを業務としていたため、クラウドの概念や長所・短所は理解できていたからかもしれません)。試験問題はXXという業務課題がある、これをAzureで実現するにはどういったサービスを組み合わせるかなど、実際の課題に即した形式の問われ方が多いため、各サービスの特徴をしっかりと理解して活用ができることを求めている問題が多いように思えました。
場合によっては、MicrosoftLearnでも出てこないようなコーナーサイドな問題もたまに出題され、あとから見返したときにこれは分からんって問題もあったため、分からない問題はあまり粘らない方が良いかもしれません。
AZ-900はAzureの入門レベルということで、クラウドの概念を習得し、主要なサービスやその特徴、そしてそれが業務課題にどう活かせるかを習得できる機会を与えてくれる試験でした。クラウドの概念からAzureの特徴まで、まず体系的に知識を掴みたい方にオススメの試験と思いました。
お役立ち
- Microsoft Ignite 2020 が9月22日から3日間開催され、その中のCloudSkills Challengeを期間内に実施すれば無料で試験が受けられるバウチャーがもらえそうです。奮って参加しましょう!
以上です。