42 Blockchainをやってみた
ブロックチェーンは、以前から気になっていました。
そもそもブロックチェーンはどういう仕組みで動いているのかを知りたい、という気持ちが以前からあり、ビジネス書などを読んだものの、理解があやふやな状態が続いています。
ウォレット、署名、トランザクション、ガス,,といった言葉は聞いたことがあっても、それぞれがどのようにつながっているのか、自分の中では整理できていませんでした。
以前、某大学のブロックチェーン公開講座を受けたこともあります。
内容自体は体系的で、とても良い講座だったと思います。
ただ、私の場合は続きませんでした。
スケジュールの問題もありましたが、それ以上に、ブロックチェーンそのものに触れる前の周辺準備が必要に感じられて、当時の自分には少し重かったのだと思います。
そのまま消化不良の状態で置き去りになっていたブロックチェーンですが、今回42 Blockchainがローンチされたことを知り、早速やってみることにしました。
ログインサイトはこちらです。
42とは?
まず前提として、42はフランス発のエンジニア養成機関です。
一般的な学校のように授業を受けるのではなく、学生同士で学び合いながら、プロジェクトを進めていく形式を取っています。授業や教師に依存するというより、プロジェクトベースで「学び方を学ぶ」ことを重視しているのが特徴です。
日本にも42 Tokyoがあり、学費無料・24時間利用可能な施設・問題解決型学習を特徴とするエンジニア養成機関として運営されています。
私は昨年から、この42 Tokyoで学んでいます。
42 Blockchainは、その42の学生コミュニティをベースにしたブロックチェーン学習の取り組みです。公式サイトでは、世界中の42キャンパスの学生をつなぐBlockchain Developer Student Unionとして紹介されています。
また、フランスの暗号資産ハードウェアウォレットメーカーであるLedgerがスポンサーになっているようです。
42 Blockchainの面白い学習方法
42 Blockchainは、その学習方法が面白いと感じました。
前提として、あらかじめ何かしらのプログラミング言語に馴染みがある方が理解は早いと思います。特に、関数、状態、条件分岐、エラー、イベントといった概念を知っていると、Solidityやスマートコントラクトの説明はかなり入りやすいです。
ただ、42 Blockchainでは、最初から理論だけを積み上げるというより、実際に手を動かしながら理解していく感覚があります。
たとえば、次のような流れです。
ウォレットをつなぐ
-> testnetでETHを受け取る
-> トランザクションを送る
-> BaseScanでreceiptやevent logを見る
-> コントラクトをdeployする
実際に自分でトランザクションを送り、BaseScanでreceiptやevent logを確認し、スマートコントラクトをdeployしてみると、「自分の操作によってブロックチェーン上の状態が変わる」ということを体験できます。
ブロックチェーンは、文章だけで学ぶとかなり抽象的になってしまい、頭に残りにくいと感じています。だからこそ、まず手を動かして、その後でウォレット、署名、ガス、トランザクション、イベント、スマートコントラクトの意味を整理していける流れは、自分にとってかなり合っていました。
学習の進み方が見えやすい
もう一つよいと思ったのは、学習全体の見通しが立てやすいところです。
何を学習するのか、自分が今どの地点にいるのかが、グラフで視覚的に見えるようになっています。これは42のHoly Graphと同じような感覚で、個人的にはかなりわかりやすいです。
出典: https://elearning-42bc.xyz/
ローンチ直後のコンテスト
42 Blockchainは、ローンチに合わせてコンテストも行っているようです。
説明を見る限り、単に学習進捗を競うだけではなく、final projectの作成、バグ報告、教材改善なども対象になっているようです。賞品なども用意されているようで、学習だけでなく、プラットフォームそのものの改善にも参加できる仕組みになっています。
実際、バグっぽいところや改善できそうな点もあり、単に教材を受け取るだけではなく、学習環境そのものに参加している感覚があります。
また、学習の進捗がランキングが表示されます。
ローンチ直後ということもあり、参加者はこれから増えていく段階だと思いますが、一時的に1位になっていて普通に嬉しかったので、記念にスクリーンショットを残しておきます。

まとめ
ブロックチェーンを完全に理解したとはまだ言えません。
ただ、以前よりも「ブロックチェーンとは何か」を具体的に考えられるようになってきました。ウォレット、署名、トランザクション、ガス、スマートコントラクトがどうつながっているのかを、手を動かしながら整理していく入口として、42 Blockchainはかなりよい教材だと感じています。
42の学生でなくてもログインできるようなので、
ブロックチェーンに興味がある人は一度触ってみると面白いと思います。
