さくらのレンタルサーバー(スタンダードプラン)に、Django を入れた際の備忘録です。
なお、さくらのレンタルサーバーのデフォルトのシェルは csh ですが、bash に設定しています。
注意(追記):
Django を入れること自体はできますが、そもそもレンタルサーバーなので nohup コマンド等で runserver し、ログアウト後も動作し続けるか試してみたところ、すぐに deamon と見做されるのかプロセスを落とされてしまいました。試験的に使用する分には問題ないとは思いますが、ログアウト後も起動していて欲しい場合、素直に VPS を使用した方が良いでしょう。
pip をインストールする
ここを参考に pip を入れておきます。
さくらのレンタルサーバーでは、$HOME に .local ディレクトリがあり、そこに python 関係のモジュールを入れることができるようです。(レンタルサーバーなので root 権限がありません。)
easy_install はあらかじめ .local/bin に入っているので、DL不要でインストールすることができます。
easy_install --prefix=~/.local pip
.bashrc に $HOME/.local/bin へのパスを追加しておきます。
export $HOME/.local/bin:/usr/sbin:/sbin:$PATH
正常にパスが通っているか、確認します。
pip --version
ただし、pip install する際は、--user オプションを付けなればならないことに注意。これに気づかず、ハマりました。
virtualenv, virtualenvwrapper をインストールする
必須ではありませんが、環境切り替え用が楽にできた方が良いので virtualenv, virtualenvwrapper をインストールしておきます。
仮想環境下ではない場合には pip install に --user オプションをつける必要がありますが、仮想環境下では不要です。
Django をインストールする
pip install Django
以上でわりとあっさりと Django を入れることができました。