クラウド・コンピューティングとは、ざっくりとしか理解できていなかったのですが、NIST(National Insutitute of Standards andTechnology)が定義しているので書き留めておきます。
「クラウド・コンピューティングとは、構成の設定および再配置が可能なコンピューティングリソースがユーザーから共有可能な状態で配備され、そのリソースに対してユーザーが望む時(On-demand)にストレスなくネットワークアクセスできるリソースモデル」
①オンデマンドセルフサービス
ユーザーごとに独立した管理画面が提供され、クラウド提供者側のオペレーションが介在することなく、ユーザー自らが設定することができる。
②幅広いネットワークアクセス
携帯電話、PC、シンクライアントPCなど、様々な形態のデバイスからネットワーク経由でアクセスできる。
③リソースのプーリング
クラウドのコンピューティングリソースはマルチテナントモデルで提供される。
物理的なデータ配置場所に依存しない機能を持ち、ユーザーはロケーションについて正確な場所を知ることができない。
④迅速な伸縮性
リソースの調達がユーザーにより簡単にでき、内容によっては自動スケールアウト/スケールインができる。
⑤測定されたサービス
リソースの使用状況の可視化や自動コントロールができる。
そうですね現在の例えばAWSのクラウドを見てみると、ユーザーが自由に個別の管理画面を使って好きなタイミングで仮想マシン、ストレージ、CPU、メモリ、ネットワークなどのリソースを簡単に組み立てられるようになっています。
これらの定義はクラウドサービスプロバイダの成長と共に今後も変化していくと思われます。