どうも、kiriです!
前回、なぜ「suisui」というアプリを作ろうと思ったのかを書きました。「意思決定疲れをなくしたい」「サボりを肯定したい」「今日のコンディションを軸にしたい」——理屈だけ聞くと、なかなか筋の通ったアプリに見えたと思います。
でも、思想と実装は別物です。今回は、今どこまで実際にできているのかを正直に書きます。そして、そのプレゼン資料を別のAIに見てもらったら、なかなか痛いところを突かれた話もセットでどうぞ。
今の進捗、正直に出します
| 機能 | 現在の状態 |
|---|---|
| 疲労度スライダー(UI) | 実装済み |
| 疲労度→レシピ提案ロジック | 設計思想はあるが、実装は発展途上 |
| OCR在庫管理 | 未着手 |
| Tinder風スワイプ診断 | 構想段階 |
見ての通り、ちゃんと動いているのはUI部分だけです(笑)。「今日の疲労度に応じてレシピが自動で変わる」という一番の目玉部分は、まだ中身が伴っていません。
技術方針としては、生成AIに提案をまるっと任せると「ハルシネーション」(もっともらしい嘘)のリスクがあるので、「ルールベース(在庫にある食材だけでアレンジ)+LLM(表現の柔軟性)」のハイブリッド構成にする、というところまでは決めています。ただ、これもまだ設計段階で、全部を丸ごとLLMに投げていないだけマシ、というくらいの状態です。
AIにプレゼンを評価してもらった
開発に使っているAIとは別のAIに、suisuiのプレゼン資料を見てもらいました。せっかくなので、良かった点も痛かった点も正直に共有します。
良かった点
- 「決定疲れ」「選択のパラドックス」といった行動経済学の理論を、単なる飾りではなく設計判断の根拠として一貫して使えている
- ハルシネーション問題を認識した上で、ルールベース+LLMのハイブリッドを選んだ技術選定が誠実
痛かった点
- 疲労度が本当に自炊の継続率を上げるのか、まだ検証データがない(理論的な裏付けはあっても、効果の実証はこれから)
- 「XAI(説明可能なAI)で提案根拠を明確にする」という構想はあるが、具体的にどう説明文を生成するのか(テンプレートなのかLLM生成なのか)が詰め切れていない
- 既存アプリとの比較が、「検索型 vs 提案型」という定性的な説明に留まっている
正直、痛かった点を読んだ瞬間は「うっ」となりました。でも、これって発表やレビューの場で普通に聞かれそうな質問ばかりなんですよね。今のうちに突きつけられておいて良かった、というのが率直な感想です。
まとめ
理論としての一貫性はあるけれど、それを裏付ける実証データや、実装の中身はまだこれから——というのが、今のsuisuiの正直な立ち位置です。
「思想は語れるけど中身が伴っていない」というのは、恥ずかしい状態のようにも見えます。でも、完成してから振り返るより、このギャップを持ったまま記事に残しておく方が、後から見返したときに自分の成長がわかって面白いんじゃないか、とも思っています。
次は、この中で一番手つかずの「疲労度→レシピ提案ロジック」の実装に、実際に着手してみようと思います。