1
2

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 3 years have passed since last update.

Raspberry PiのUbuntu MATEでSSH接続のセットアップ(GitHubから鍵登録)

Last updated at Posted at 2020-08-23

最近、Raspberry Pi4を買いました。
せっかくなのでRaspberry Pi OS(旧Raspbian)ではなく、正式サポートされているUbuntu Desktop環境のUbuntu MATEをインストールしてみたところ、意外とハマったのでメモです。SSHでつなぐところまでやります。

インストール方法

ここからイメージをダウンロードして、MicroSDに書き込みます。
Choose an architecture | Download
イメージ書き込みはこのアプリがおすすめです。
balenaEtcher - Flash OS images to SD cards & USB drives
あとは起動するだけですね。

SSH接続のセットアップ

デスクトップ環境といっても、手元のPCからアクセスしたいこともありますよね。
ということで、SSHをつなぎます。

OpenSSHをインストール

なんと、Ubuntu MATEにはOpenSSHがインストールされていませんでした。(公式サイトにもちゃんと書いてある

The OpenSSH server is not installed by default. Simply install it to to enable SSH.

記載の通りに下記コマンドでOpenSSH-Serverをインストールします。

sudo apt install openssh-server

有効化

インストールだけでは動きません。OpenSSHを有効化します。

sudo systemctl enable ssh
sudo systemctl start ssh

SSHキー生成

Raspberry PiのSSHキーを生成します。
Ubuntuでは下記でOpenSSHが再設定され、鍵の生成も自動で行われます。

sudo dpkg-reconfigure openssh-server

以上で、ユーザーのパスワード認証によるログインが可能になりました。
セキュリティと利便性追求のため、公開鍵での接続設定を行いましょう。

クライアント公開鍵の登録方法

接続元となるクライアントの公開鍵を登録します。

公開鍵ファイルの転送は結構めんどくさいですが、実はGitHubに公開鍵を登録していれば、非常に簡単に転送可能です。なお、公開鍵の登録はこのページから可能です。

ですがその前に…なんとUbuntu MATEにはcurlが入っていないようです。(これは意外でした)
ということで、まずはcurlのインストールからです。

curlのインストール

sudo apt install curl

これでファイルのダウンロードなど、いろいろな通信が手軽に実行可能になりました。

公開鍵のダウンロードと登録

では、気を取り直して。
実はGitHubでは、下記URLから登録済みのユーザーの公開鍵を取得することが可能です。
https://github.com/<ユーザー名>.keys

ここからクライアントの公開鍵を取得して、~/.ssh/authorized_keysに追加すれば、サクッと鍵の登録が完了します。

下記でフォルダ作成とダウンロード、追加が完了です。わざわざSCPする必要もなく、とても簡単ですね。

mkdir -p .ssh && curl https://github.com/kiri-i.keys >> ~/.ssh/authorized_keys

ちなみに、Linuxはファイル名の大文字・小文字を区別するので要注意です。ハマりました。
以上でパスワード入力なしに、クライアントからSSH接続が可能になったかと思います。

ssh <ユーザー名>@<ホスト名>

接続が確認できたら、セキュリティ向上のためパスワード接続をブロックしましょう。

SSHのパスワード認証接続を拒否

SSHの設定ファイルを開き、

sudo vi /etc/ssh/sshd_config

#PasswordAuthentication#PasswordAuthentication yesから#PasswordAuthentication noへ書き換えます。

再起動すれば、設定が反映されるはずです。
お疲れさまでした!

1
2
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
1
2

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?