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テストケース移行に伴う書き方の改善

Last updated at Posted at 2025-12-20

はじめに

HULFT開発部はQuality Trackerというテスト管理ツールを導入することになり、所属のAPI Gatewayチームも利用を開始いたしました。
既存テストケースとQualityTrackerのフォーマットが違っているため、移行する際に工夫が必要です。また、既存テストケースには改善箇所があり、今後のテスト効率と品質向上を図るため、移行を機にテストケースの見直しを行っています。この記事では、テストケースの移行内容と改善点を記載します。

テストケース移行の実施内容

移行時の実施内容を説明します。
移行元の既存テストケース(Excel形式)に以下の項目があります。
- 階層1 (カテゴリ名)
- 階層2 (大項目)
- 階層3 (中項目)
- 階層4 (条件1)
- 階層5 (条件2)
- 階層6 (条件3)
- 優先度
- 検証内容
- 備考

移行先のQualityTrackerの項目は以下になります。
※インポートファイルはCSV形式
- 機能(大)
- 機能(中)
- 機能(小)
- タイトル
- 手順
- 期待値
- ノート
- テスト観点
- テストスイート
- タグ
- 見積もり(分)
- スペック
- 優先度

既存テストケースの項目をQualityTrackerのどの項目に移行するかについて、以下のように実施しました。

移行元(既存テストケース) 移行先(QualityTracker)
階層1 (カテゴリ名) 機能(大)
階層2 (大項目) 機能(中)
階層3 (中項目) 機能(小)
※1 タイトル
階層5 (条件1) 手順
階層5 (条件2) 手順
階層6 (条件3) 手順
検証内容 期待値
備考 ノート
※2 テスト観点
※3 テストスイート
※4 見積もり(分)
※5 スペック
優先度 優先度

※1~※5は、既存テストケースにない項目のため、移行先のインポートファイルに記載する必要があります。

  1. タイトル:テストケースの目的や要約(記載例:○○詳細画面の表示確認)
  2. テスト観点:テストの観点(記載例:基本品質)
  3. テストスイート:テストケースのグループ名(記載例:画面テスト)
  4. 見積もり(分):テスト実行の見積もり時間
  5. スペック:テストを行う際に必要な詳細情報

テストケースの改善ポイント

既存のテストケースは、前提条件の記載がない、期待結果の記述が曖昧などの問題があります。
テストケースを明確化するためには、誰が実施しても同じ結果が得られるように、具体的な手順、条件、期待結果を記述することが重要です。そのため、以下のポイントを意識して改善を行っています。

  • 手順実施前の前提条件の追記
    ※前準備が必要な場合は提示しておく

(例)

改善前 改善後
手順:●●アカウントで管理画面にログインする 前提条件:●●アカウントが作成されていること
手順:●●アカウントで管理画面にログインする
  • 表示内容の詳細化
     表示内容が「エラーメッセージが表示される」場合は、正確なメッセージ内容や表示場所を記述します。

(例)

改善前 改善後
期待値:エラーメッセージが表示されること 期待値:画面の上部に赤文字で「必須項目が入力されていません」が表示されること
  • 期待結果の明確化
    (例)
改善前 改善後
期待値:ログイン情報が正しく更新されること 期待値:ログイン日時が最新になり、表示形式が仕様書通りであること

上記の例以外、時間・数値の確認がある場合は、具体的な数値を指定するようにします。曖昧な表現を避け、客観的な基準でテストの合否が判断できるように改善しました。

最後に

テストケースをツールに移行する機会に、改めてテストケースの記載内容を整理できると感じでいます。
テストケースを作成するとき、条件や手順をどこまで記載すればよいか、いつも悩むところですが、「明確性」と「簡潔性」を意識して作成できれば、テスト効率の向上につながると思います。
今回はテストケースの改善について話してみました。すこしでも共感してもらえるとうれしいです。
お読みいただき、ありがとうございました。

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