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AIで変わったのは、できることより「考えを形にする力」だった

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はじめに

AIを使うようになって、自分の中でかなり大きく変わったことがあります。

プログラムが書けるようになったことでも、作業が速くなったことでもありません。

もちろん、それらも大きな変化です。

でも、一番大きかったのは、

頭の中にあったものを、以前より整理して、形にできるようになったこと

かもしれません。

私は昔から、考えたいこと、調べたいこと、やってみたいことがたくさんありました。

ただ、それをうまく言葉にしたり、具体的な形にしたりすることは、あまり得意ではありませんでした。

AIとの対話を続けるようになって、その部分が少しずつ変わってきました。

「経歴に一貫性がない」と言われてきた

これまで、自分の経歴について、

面白い経歴ですが、一貫性がないですね。

と言われることが何度かありました。

確かに、職種だけを見るとそう見えると思います。

ITに関わった時期もあれば、人事や海外関連の業務、調査の仕事も経験しました。

一般的な意味で、同じ職種をずっと続けて昇格していったり、大きな組織で部下を持ちながらキャリアを積み上げていったりしたわけでもありません。

自分でも、

「確かにバラバラなのかもしれない」

と思っていた時期がありました。

でも、最近になって少し違う見方をするようになりました。

職種には一貫性がなくても、

自分が興味を持ってきたことには、意外と一貫性があるのではないか

と思うようになったからです。

一貫していたのは「知りたい」ということ

私は昔から、興味を持ったものについて調べることが好きでした。

分からないことがあると、

「なぜだろう」

「どういう仕組みなんだろう」

「もっと良い方法はないのだろうか」

と考えます。

仕事でも同じでした。

制度や規格を調べたり、情報を整理したり、Excelで処理を工夫したり、VBAやPythonを使って作業を自動化したり。

一見すると別々のことをしているようですが、振り返ってみると、

疑問を持つ
↓
調べる
↓
整理する
↓
仕組みを考える
↓
使える形にする

ということを、ずっと繰り返していたように思います。

今取り組んでいるWebアプリの開発も、その延長線上にあります。

AIをいろいろ試すようになった

生成AIが身近になってからは、面白そうなものがあればいろいろ試してきました。

最初から明確な目的があったわけではありません。

「これは何ができるんだろう」

という興味から触っていたものも多くあります。

その中で、自分にとって特に大きかったのが、AIと対話しながら考えられることでした。

私は、頭の中にアイデアが浮かぶこと自体は昔から多い方でした。

ただ、

「こういうものを作りたい」

と思っても、そこから先の、

  • 何が必要なのか
  • どの順番で考えるのか
  • どこまで実現できるのか
  • どういう技術を使えばよいのか

を整理するところで止まることがよくありました。

AIと対話するようになってからは、それを一つずつ言葉にできるようになりました。

「こんなものがあったらいい」がWebアプリになった

例えば、

「こういう情報を整理できたら便利なのに」

「毎回この作業をするのは大変だな」

「これをExcelに出せたら使いやすいのでは」

と思ったとします。

以前なら、そこで終わることも多くありました。

今はAIに、

「こういうことをしたい」

と伝えます。

すると、

「そのためには、まず何を決める必要があるか」

「入力はどうするか」

「出力はどうするか」

「どこで処理するか」

といったことを、一緒に整理できます。

もちろん、AIがすべて正しいわけではありません。

実際には、調べ直したり、コードを直したり、何度も失敗したりします。

それでも、

頭の中だけにあったアイデアが、要件になり、コードになり、実際に動くWebアプリになる。

この過程が、私はとても面白いと感じています。

勉強してきたものが、後からつながっていく

AIを使えば、何も知らなくても何でも作れる、とは思っていません。

むしろ実際に作っていると、

「ここを理解していないと判断できない」

という場面がたくさんあります。

そのたびに調べます。

PHP、JavaScript、HTML、CSS、Git、GitHub、サーバー、文字コード、XML、API。

必要になったものを一つずつ勉強しています。

不思議なのは、そうしていると、昔仕事で触ったことや、以前興味を持って勉強したことが、突然つながることです。

「あのときの知識は、ここで使うのか」

と思うことがあります。

そう考えると、一見バラバラだった経験も、完全に無関係だったわけではなかったのかもしれません。

AIとの時間が、あっという間に過ぎる

今は、事業について考えたり、調べものをしたり、Webアプリを作ったりしています。

分からないことが出てくれば調べ、AIと話し、試して、直します。

気がつくとかなり時間が経っています。

仕事なのか、勉強なのか、趣味なのか、自分でも境目がよく分からないことがあります。

ただ、この「分からないものを調べて、少しずつ分かるようになり、それが形になっていく」過程が、私は昔から好きだったのだと思います。

AIによって、それが以前よりずっとやりやすくなりました。

頭の中が、以前より静かになった

もう一つ、自分でも意外だった変化があります。

以前は、

「これもやりたい」

「あれも調べたい」

「こういう方法もあるのでは」

と、頭の中にたくさんの考えが同時にありました。

忘れないように考え続けるので、頭の中が常にいっぱいでした。

今は、それをAIとの対話を使って外に出せます。

考えていることを文章にする。

比較表にする。

要件にする。

TODOにする。

必要ならコードにする。

一度形にすると、頭の中でずっと覚えておく必要がありません。

そのためなのか、以前より頭の中がかなり整理された感覚があります。

これは、AIを使うようになって得たものの中でも、私にとってかなり大きな変化です。

人との関係も、少し似ているのかもしれない

私は、人付き合いがとても得意なタイプではありません。

ただ、人そのものには興味があります。

知り合いは比較的多い一方で、友人と呼べる人は多くありません。

今、友人だと思っている人たちは、自分が信頼している人、あるいは信頼して関係を続けていきたいと思える人たちです。

数を増やすことより、自分が大切だと思える関係を大切にする。

振り返ると、仕事や技術についても似ているのかもしれません。

何でもできるようになることより、

自分が本当に興味を持ったものを深く調べ、それを自分なりの形にする。

AIを使うようになって、その方向が以前よりはっきりしてきました。

おわりに

私は今でも、自分の経歴がきれいな一本道だったとは思っていません。

IT、人事、海外関連業務、調査、業務改善、そして今はWebアプリ開発。

肩書きだけ並べれば、やはり一貫性がないように見えるかもしれません。

でも、自分の中では少し見え方が変わりました。

一貫していたのは職種ではなく、

知りたいことを調べ、整理し、使える形にしたいという興味

だったのかもしれません。

AIは、私に突然新しい興味を与えたわけではありません。

昔から頭の中にあったものを整理し、言葉にし、実際に作れるところまで持っていくための手段が増えたのだと思います。

そして今、

Question
↓
Research
↓
Structuring
↓
Requirements
↓
Tools

という流れそのものを楽しんでいます。

まだ勉強中ですし、作りたいものもたくさんあります。

でも、頭の中だけにあったものが少しずつ形になっていく。

AIを使うようになって変わったことの中で、今のところ、それが一番大きな変化なのかもしれません。

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