はじめに
Xfce4 をデスクトップ環境として使ってますが、他の環境も試してみたいと考えていましたが、MATE(マテ)を設定してみることにしました。
Mate は GNOME2 からフォークしたデスクトップ環境です。
今回は、OpenBSD 6.2 をインストールして、Xfce4 で日本語デスクトップ環境を構築した環境に、追加で Mate をインストールしてみます。
OpenBSD 6.2 のインストール方法については以下を参照ください。
OpenBSD 6.2 のインストール
Mate をインストール
(1) パッケージのインストール
今回、OpenBSD で Mate が使えるという情報 を見て試してみることにしたのですが、そこに書かれていたのが以下のように必要なパッケージを全部指定して pkg_add する、というものでした。
以下のコマンドを実行してインストールを行います。
# pkg_add atril caja caja-extensions engrampa eom marco
# pkg_add mate-calc mate-control-center mate-desktop mate-icon-theme mate-media
# pkg_add mate-menus mate-notification-daemon mate-panel mate-power-manager
# pkg_add mate-screensaver mate-session-manager mate-settings-daemon
# pkg_add mate-terminal mate-themes mate-utils
# pkg_add pluma
日本語のための scim やフォントはインストール済みなので今回は以下のコマンドは実施済みの想定です。
# pkg_add scim-anthy ja-mplus-ttf-20060520p5
(2) .xsession を作成
ログインディレクトリに Mate 用の .xsession を作成します。
export LANG=ja_JP.UTF-8
export XMODIFIERS="@im=SCIM"
export GTK_IM_MODULE=xim
export QT_IM_MODULE=xim
scim -d
exec ck-launch-session mate-session
(3) ログイン
ログインしてみると Mate のデスクトップ環境が起動しました。
日本語入力もできました。
まとめ
OpenBSD 6.2 のデスクトップ環境として Mate をインストールしました。
とても簡単にインストールできました。やはりパッケージは偉大です。
使ってみた感想としては、私の1GBしかメモリを割り当てていない貧弱な仮想サーバ環境でも問題ないなあ、という感じです。
Xfce4 だけでなく Mate も使えるという具合に、デスクトップ環境に選択肢があるのは良いことだと思います。
しばらくは Mate を使ってみようと思ってます。
OpenBSD プロジェクトは寄付を募ってます。
メールアドレス指定で日本からでもPayPalでの寄付ができます。
詳しくはこちら: https://www.openbsd.org/donations.html