はじめに
インフラの分野でも、Iac化が進んで行くと考えています。そこで、ノウハウが体系だっているものが学び易いと考えて、Javaを学びはじめました。
今回は、Javaにおける「ディレクトリ構成」について学んだことをアウトプットします。
「javac -d ディレクトリ sample.java」というコマンドを使う際の、test1というディレクトリを指定した例
コマンドの構造
javac -d test1 sample.java
解説
javac
Javaソースコードファイル(.java)をコンパイルして、バイトコード(.class)ファイルを生成するコマンド。
-d test1
コンパイル結果のクラスファイルを、指定されたディレクトリ(この場合は test1)に保存するオプション。
sample.java
コンパイルしたいJavaのソースコードファイル。
実行後
-
sample.javaがコンパイルされ、生成された.classファイルがtest1というディレクトリに格納される。もしtest1というディレクトリが存在しない場合、javacは自動的にそのディレクトリを作成。
実行例
まず、sample.java というファイルがあるとします。例えば、次のような内容のJavaソースコードだとします。
// sample.java
public class Sample {
public static void main(String[] args) {
System.out.println("Hello, World!");
}
}
次に、以下のコマンドを実行します。
javac -d test1 sample.java
実行後のディレクトリ構造
test1 ディレクトリが作成され、その中に Sample.class というコンパイルされたクラスファイルが格納されます。
現在のディレクトリ/
│
├── sample.java (Javaのソースファイル)
└── test1/ (出力先ディレクトリ)
└── Sample.class (コンパイル後のクラスファイル)
javac -d test1 sample.java を実行すると、sample.java がコンパイルされ、その結果の Sample.class ファイルが test1 フォルダ内に保存されます。
javac コマンドは、Javaソースファイルをコンパイルしてバイトコード(.classファイル)を生成するために使用されます。-d オプションは、生成されたクラスファイルを指定されたディレクトリに出力するために使用されます。
補足
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-dオプションで指定するディレクトリ名(ここではtest1)は任意の名前を付けられます。例えば、javac -d bin sample.javaとすると、出力先ディレクトリがbinになります。