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組織運営において、重要な3本の柱がある。

アメリカの経営学者のチェスター・バーナードが提唱した組織が成立するための3つの条件というものをご紹介したい。
今年、最後のブログとなります。改めて、皆様の今年一年の振り返り、来年に活かして頂けましたら、幸いです。

具体的には「コミュニケーション」、「協働の意欲」、「共通の目標」の3つを挙げており、
それらのどれもが組織には一定水準必要とされている。

「コミュニケーション」
コミュニケーションは、ある程度の関係性がないと、本音など言えない。
コミュニケーションは、報告、連絡、相談、評価とは、異なる。
仕事となると、報告、連絡、相談、評価は、出来る人が多いと思いますが、
コミュニケーションを取れている人が多いかと言うと、少ないかもしれませんね。。
つまり、集団の統率と組織の運営は、異なるという事です。

自分が持っている情報だけを基準とせず、相手のもっている情報とすり合わせが出来ているのか?
コミュニケーションを取る相手と、ある程度の関係性をつくり、本音や言いたいことをヒアリングできているのか?
考えてみて下さい。

コミュニケーションとは、双方向のもので、相手を理解しようという気持ちがないと、相手の事を理解する事が出来ません。

「協働の意欲」
何人かの人が集まって、持っている力を合わせてお互いに補いあえば、目的を果たすことができる。
これがないと、内部のリソースを奪い合う集団となる可能性があります。
仲間外れにされたような意識をメンバーに持たせてしまうと、組織は、活力を失うでしょう。

「共通の目標」
あなたは、何のために、仲間と仕事をしていますか?
目的は、一人では成し遂げられない事を成し遂げるために、仲間と仕事をしているはずです。
これがないと、農作物を荒らすイナゴの群れのように、問題のある集団となってしまう可能性があります。

組織存続に必要な2条件

組織成立の次に重要課題となるのは、組織を長く存続させることです。 どんなに良い組織が成立しても、その先も上手く機能し続けることが出来なければ、やがて衰退し崩壊してしまうでしょう。 バーナードは、組織成立の三要素に加えて、組織が存続するために必要な2つの条件についても言及しています。そこで、ここでは組織存続に必要な2条件をご紹介します。

企業は、
一回限りのタスクをこなすことを主業務としていません。
ゴーイングコンサーン(継続企業)である必要があります。

そこで、会社が
将来にわたって継続していく
前提について、考察してみたいと思います。

将来にわたって継続していくためには、バランスが必要です。

組織内部
「貢献」と「誘因」のバランスを、上手く保つためには、メンバー間のコミュニケーションが必要です。
組織外部
お客様と良い関係を保つためには、コミュニケーションが大切です。

下記のサイトに次のような記載がありました。
https://schoo.jp/biz/column/1271

内部均衡
組織存続のための1つ目の条件は、内部均衡です。 内部均衡とは、組織内部の貢献度のバランスを表し、メンバーが自分の貢献以上のリターンを受け取っていると考えている状態を言います。バーナードは、組織が存続していくためには、組織メンバーの貢献意欲を継続的に引き出すことが重要であり、メンバーの貢献意欲を引き出すためには、メンバーを満足させるための誘因(対価)が必要であると考えました。誘因の具体例として、雇用の安定、貢献度に見合った給料・ボーナスの支払いなどが挙げられます。 組織内部において、このような「貢献」と「誘因」のバランスを常に上手く保つことがメンバーの存続、そして組織存続の条件となるのです。

外部均衡
2つ目の存続条件は、外部均衡です。 外部均衡とは、社会(外部環境)における組織の存在意義や有効性のことを言います。 時代とともに変化し続ける「社会」や「市場」において、常に貢献し続けることが存続にとって重要となります。そのためには、外部環境の変化に応じて柔軟に対応し変化していく必要があります。 このことから、社会に貢献し必要とされる組織であり続けることが、組織存続の条件といえるでしょう。

世間では、オンライン忘年会を終えた時期なのではないでしょうか。
コロナ前は、実際に会って毎日のように飲んでいました。
私のコミュニケーションツールでした。
しかし、コロナになって、仲間と飲む機会がなくなったので、お酒をやめました。
コミュニケーションは、ほぼ、なくなりましたね。。

最近、会社のオンライン忘年会に参加しました。
実際に会って飲み会をすると、自分の話しかけたい相手と話すというように偏りが出てしまうのですが、
オンライン忘年会は、Zoomで行い、ブレークアウトルームにランダムで参加する事となり、
初めてお話する人と交流を深める事が出来ました。
会社が何も工夫しないと、このブレークアウトルームでのコミュニケーションも、
会話の内容に偏りが出てしまったかもしれませんが、
クイズを取り入れてくれたり、コミュニケーション活性化の工夫をしてくれていたので、
初めてお話する方々とのコミュニケーションが取りやすかったです。
オンライン忘年会というのに参加してみて、
改めて、私の会社は、コミュニケーションを大切にする良い会社だなと思いました。

ただ、参加してみて、思ったのは、業務上、これが出来ていないなという反省です。
業務でもコミュニケーションを意識して、来年は、取り組んでいきたいと思います。

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