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はじめに

要件定義と提案を行う際に、オズボーンのチェックリストに従って、内容を整理したら、スムーズに考えを整理できたので、これは良いと思い。今回、内容を整理して、ご紹介させて頂こうと思います。考えに行き詰まったら、発想の転換に活用してみてください。

オズボーンのチェックリストとは?

オズボーンのチェックリストは、創造性を高め、新しいアイデアを生み出すための思考法です。ブレインストーミングの生みの親であるアレックス・F・オズボーンが提唱しました。

オズボーンは、生まれつき創造性の豊かな人たちが無意識に行っている思考プロセスを分析し、誰でも創造的思考を行えるようにこのチェックリストを開発しました。

オズボーンのチェックリストは、既存の製品やサービス、プロセスを新しい視点から見直し、創造的なアイデアを生み出すための強力なツールです。各質問を順に適用することで、多角的な視点からアイデアを出すことができ、革新や改善の可能性を広げることができます。

意外と身近にある実例

おむつを子供だけでなく大人にも使ってもらえないか?高齢者用おむつ
軍事用レーダーの研究中に、異なる用途への転用ができないか?電子レンジ
無人野菜販売所を加工食品にも応用できないか?無人餃子販売店、オフィスグリコ
紅茶の色を変えてみることはできないか?透明のミルクティー
家具を組み立てや配送プロセスを省略して売ることができないか?IKEA
肉の代わりに野菜で「お肉料理」を作れないか?豆腐ハンバーグ
携帯電話とPCを合体させられないか?スマートフォン

オズボーンのチェックリストの使い方

  1. アイデアを出したいテーマを決めます。
  2. 9つの視点それぞれの質問をテーマに当てはめて、アイデアを考えます。
  3. 思いついたアイデアを書き出します。
  4. すべての質問に対してアイデアを考え終わったら、最も良いアイデアを選びます。

注意点

  • オズボーンのチェックリストは、既存のアイデアをベースにするため、思いつくアイデアは既存のアイデアから大きく離れることはありません。
  • 自由な発想を妨げる可能性があるため、他のアイデア発想法と併用すると効果的です。
  • すべての質問に対してまんべんなくアイデアを考えるのではなく、自分が良いと思う質問から優先的に考えていくと効率的です。

オズボーンのチェックリスト

項目 質問例
他に使い道はないか?(Put to other uses) この製品やサービスを他の用途に使えないか?他の市場や顧客層に提供できないか?
応用できないか?(Adapt) 他の業界や分野で成功しているアイデアを応用できないか?既存の要素を異なる状況や用途に適応させられないか?
修正できないか?(Modify) 製品やサービスの形状、色、サイズ、機能を変更できないか?プロセスの一部を改善できないか?
拡大できないか?(Magnify) 製品やサービスの機能や性能を強化できないか?規模を拡大できないか?
縮小できないか?(Minify) 製品やサービスの一部を簡素化できないか?コストや時間を削減できないか?
代用できないか?(Substitute) ある要素を別の要素に置き換えられないか?素材やプロセスを変更できないか?
再配置できないか?(Rearrange) プロセスの順序を変更できないか?要素の配置を変えられないか?
逆転できないか?(Reverse) 製品やサービスの機能を逆転させられないか?プロセスの順序を逆にできないか?
結合できないか?(Combine) 複数の要素を組み合わせて新しいアイデアを生み出せないか?異なる機能を一つの製品に統合できないか?

活用例

ボールペンをより便利にする

転用:絵筆や楽器の代わりに使う。
応用:宇宙空間でも使えるようにする。
変更:インクの色を複数使えるようにする。
拡大:太い芯にして、書き心地を良くする。
縮小:小型化して、持ち運びやすくする。
代用:インクを別の液体に変える。
再配置:ノック式ではなく、キャップ式にする。
逆転:消しゴムの機能をボールペンに付ける。
結合:定規やライトと組み合わせて、多機能にする。

思いつめすぎて、考えに行き詰まったら、発想の転換に活用してみてください。

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