アジャイル(agile)の名詞形アジリティ(agility)は、敏捷、機敏という意味。
IT業界では、激しく変化する外部環境に対して、常にあるべき姿に向けて改善、進化しつづるための手段である。
反復 (イテレーション) を繰り返す開発手法である。
設計、開発、製造、テストという流れを着実にこなしていくというものではなく、
まず、作ってみる。それを見てもらう。作り直してもらう。を繰り返して精度を高めていく柔軟な手法である。
この繰り返すプロセスの中で、何度も「意思決定」を行っていくことになる。。が。。
そもそも、「意思決定」の認識が、チームの中で、ズレる事がある。。
◆◆◆「意思決定」のプロセス◆◆◆
①意思決定の対象となる問題を識別し情報収集する。
②問題解決の代替案を列挙し、設計する。
③ある程度の基準によって代替案の中から最適なものを選択する。
④選択した代替案の実行結果を分析、評価、検討する。
☛チームで仕事をしていて、そんなに綺麗に意思決定出来きるのか?
チームで仕事をすると、各自、温度感が違うので、認識がズレたり、コンフリクト(葛藤)が発生します。
人間、集団内、集団間、組織間などあらゆるレベルで発生するのは、当たり前です。
コンフリクトというと否定的な側面のみに目が行きがちですが、組織内のさまざまな見解は、
☛組織の活性化や新しい価値の創造に貢献することがあるため、積極的に活用するような管理が望まれる。
それは、何故か?
☛コンフリクトの発生要因
① 限られたリソース配分について関係者間での合意がとれない場合
② 互いが自立性を求めたり、ある個人や集団に何かをさせたり、何かをさせない権力を確保したりしようと意図した場合
③ 組織内の個人や作業集団間で共通の目標を確立できず、協力関係が成立しない場合
④ 互いが相互依存的過ぎる場合
⑤ タスクが、不確実性な場合
☛コンフリクトマネジメントの方向性
コンフリクトの解消には限界があるが、次のようなマネジメントの方向性が示されることとなる。
① 競争し続ける事! 自らの利得にこだわり、競い合う。
② 和解してみる! 自らの利得を捨て、相手に譲る。
③ 回避して、逃げる! 自らや相手の利得が表立つのを止める。
④ 妥協して、譲る。。 自らも譲るが、相手も譲るように仕向ける。適当なところで折り合いをつける。
上記の選択肢は、現状維持したいのならば、最適解なのでしょう。。
上記は、陥りがちなコンフリクトマネジメント例となります。
最適解は、わからない。。とはいえ。。コンフリクトは、活かさないと、
☛炎上か、鎮火にとどまる。。という最適解です。
まあ、それもありでしょうけれど
チームのマネジメントなのか? グループのマネジメントなのか?
☛課題は、どちらなのか?正解は、どちらなのか?
良く考えて、見ましょう!
☛もう一つ、最適解があると、思いませんか?
⑤ 協力する! 自分の利得も相手の利得も大きくなるような方法を一緒に見つけようと働きかける。
グループで、Agileに取り組むと。。
グループでは、分担が決まっています。グループ内で、任された責任の範囲で、情報を共有し、タスクをこなします。
みんな、任された範囲のタスクを一生懸命こなします。
しかし、グループとしての業績は?
☛個々のメンバーの貢献の単純な総和によるものにすぎない。つまり、足し算の結果にとどまる。
それに対して、
チームで、Agileに取り組むと!!
協調を通して相乗効果(シナジー)を生み出す!!
☛個々のメンバーの貢献の単純な総和によるものよりも、高い業績水準をもたらす!!!
☛掛け算で、何かを生み出す事が出来る!!!
_☛チームとは、協調を通して相乗効果(シナジー)を生み出すものです!!
グループでの、Agile タスク管理 にならないように、気を付けましょう!
Let's Agile!!!!