2026年2月21日、kintone Café 和歌山とSORACOM UGの共催で、SORACOM GPSマルチユニットを使ったハンズオンを開催しました。
「SORACOM GPS マルチユニット のデータを kintone に保存する」、元祖の解説記事はこちらです。
ノーコードではなく、AWS Lambdaを使ってkintoneにデータを登録する解説記事です。※GPSマルチユニットの設定が詳細に説明されていますので、私の記事で紹介できていないGPSマルチユニットについての設定の確認をするのにお勧めです。
AWS Lambdaを利用した内容の記事とは異なり、ハンズオンでは、ノーコードでいろいろなシステムを連携するiPaaSの一つ「Yoom」を利用して、もっと気軽にノーコードでkintoneへのデータ登録ができる内容になっています。
当日はGPSマルチユニットの貸し出しがあって、手ぶらで体験できる(言い過ぎでした、パソコンは持参必要です)のですが、自分で移動の履歴がとりたくなってきたので、自分でもGPSマルチユニットを買いました。
設定は、当日と同じSORACOM→Yoom→kintoneではなく、運営のメンバーのチャットで見かけた「Fluxでできる」という会話をヒントにやってみたものをメモしておきます。
kintoneアプリの準備
あらかじめ、GPSユニットが自動でデータを入れてくれる箱を用意しておきます。
最低限、これだけ設定しておけばOKです。
フィールド:フィールドコード
4つ。数値フィールドです。
kintoneのフィールドコードは任意に設定できますが、管理を分かりやすくするため、SORACOM Fluxで受信するJSONデータのキー名(プロパティ名)に合わせて設定しています。
- 緯度:lat
- 経度:lon
- 温度:temp
- 湿度:humi
参考
Home > スタートガイド > IoT デバイス > GPS マルチユニット SORACOM Edition ユーザーガイド > リファレンス > 送信されるデータフォーマット
APIトークン
GPSマルチユニットからのデータを外部から登録するために、後で使います。
- 「レコード追加」の権限
高度な設定
緯度経度が小数点以下の値の桁数が多いので、これを設定しておかないと、デフォルトの4桁より小さい数値がなくなってしまい、詳細な位置情報が取得できなくなってしまいます。
- 小数部の桁数:8
SORACOM GPSマルチユニットの設定
ここ、設定画面での設定と、GPSマルチユニットへの反映部分、再起動をしたりして何とかなっていますが、自分ではどうもうまく整理できていないので、省略します。
たぶん、電源を入れたときに窓際にいると、悩むことは少ないような気がします。
設定中に、どこにあるか自分がよく迷ったところがわかってきたので、それだけまとめておきます。
私が設定中によく迷子になったところ
SIM単体の設定、SIMグループでの設定、デバイスごと(今回ならGPSマルチユニット)の設定があることがわかれば難しくないのかも…?
GPSマルチユニットからのデータを見る画面(SORACOM Harvest Data)
いずれの操作でもOKです。
- ☰メニュー > データ収集・累積・可視化 > SORACOM Harvest > Harvest データ
⇒「リソース▼」でSIMを選択 - ☰メニュー > SORACOM Air for セルラー > SIM管理
⇒SIMを✅選択して、「操作▼」から「Harvest Dataを表示」をクリック
定期送信のオンオフや頻度を変えたい(GPSマルチユニットの設定)
- ☰メニュー > ガジェット管理 > GPSマルチユニット > デバイス設定変更
バイナリパーサーの設定(SORACOM Air for セルラー設定)
- ☰メニュー > SORACOM Air for セルラー > SIMグループ
⇒グループを選択して、右がわ上の方で「SORACOM Air for セルラー設定」をクリック
他サービスへの送信先の設定(SORACOM Beam)
※SORACOM Fluxの時は使わない
-
☰メニュー > SORACOM Air for セルラー > SIMグループ
⇒グループを選択して、右がわ下の方で「SORACOM Beam」をクリック
Harvest データで、データが取得できていることが確認できたら、次に進みます。
SORACOM Fluxの設定
GPSマルチユニットのデータをkintoneに送る設定(アプリ)を作ります。
-
SORACOM Fluxの設定画面を開く。
- ☰メニュー > SORACOM Flux > Flux アプリ
-
「新しいFluxアプリを作成する」をクリックする
-
「最初から作成」をクリックし、名前を付ける。
-
名前を付けたアプリの画面になるので、「チャネルを作成する」をクリックする。
-
名前はそのままか適当に編集し、SIMグループを選択する。
-
Webhookの詳細
{
"app": アプリID,
"record": {
"temp": { "value": ${payload.temp} },
"humi": { "value": ${payload.humi} },
"lat": { "value": ${payload.lat} },
"lon": { "value": ${payload.lon} }
}
}
これで保存したら、kintoneへの登録が始まっていました。
リクエストの中身をポチポチ選択して作ることができないので、ノーコードとは言えないかもしれないけれど、SORACOM→Yoom→kintoneの設定のときよりも、別サービスとの間で行ったり来たりするのが少ないので、わかりやすいと感じました。
ここまでで、kintoneに移動履歴がどんどんたまっていくようになっているので、お出かけです。
kintoneにたまったデータを可視化する
Googleマップ上に移動履歴がマッピングされている表示にするには、TIS住所/緯度経度変換プラグインが手軽です。
(とはいえ、Google Maps APIキーが必要なので、初めての方には難しいかも…)
プラグインの設定で必須の項目があったので、それに合わせてフィールドの修正や設定の変更をしました。
kintoneの設定
- 住所用のフィールドの追加する
- 地図表示用のスペースを追加する
- 緯度・経度を小数点以下9桁にする
これで表示した2026/4/6のお花見ツーリングの結果です。
×のあたりはそういえばスマホも使えませんでした。
圏外なので、GPSマルチユニットからも送信できなくて、記録なし。なるほど。
なお、この日は桜吹雪の中のツーリングとなりました。一番良かったのはここでした。



