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macOSにおけるシュナイダーマンの8つの黄金律について

Last updated at Posted at 2020-11-19

macOSはシュナイダーマンの対話設計における8つの黄金律をどのように達成しているのかについてを考えてみました。

環境

OS:macOS Catalina バージョン10.15.7


(1)一貫性

・メニューバーはバージョンが変わっても表現方法については変わっていない。
・ボタンやコントロールなどの各種シンボルマークにも形やデザインは一貫性と識別性を持たせている。
・MacOSに関してはiphone、Ipad、AppleWatchのapple製品との間でデザインが統一感を表現されている。


(2) ショートカットの用意

・MacOSのショットカットはcomandキー、controlキー、optionキー、capslockキー、fnキーが中心に作成されている。
・トラックパッドでの指の本数や動かし方にもショートカットが用意されており、直感的な操作を実現している。


(3) 有益なフィードバックの提供

頻繁でマイナーなアクションの場合、応答は控えめですがメジャーなアクションの場合は実質的に表現されています。
例)デスクトップでファイル操作をする場合には「ハイライト」が表現されます。


(4) 対話感の実現

ソフトウェアのインストールではインストールの過程がわかるようになっている。また、開始、過程、終了の表現がはっきりしているもの特徴である。


(5) 簡単なエラーの処理

そもそも、エラーができる限りエラーの起こらない設計なっている。
エラーが発生した場合にはわかりやすい適切な言葉と口調を十分に配慮されたエラ―メッセージが表示される。ただ単に処理でのエラーコードをそのまま表示はほとんどない。


(6) 逆操作・取り消し処理

最初からやり直すのではなく、ひとつ前のステップに戻れる操作をショートカットにより実現している。Comand + z で一つ前の操作を取り消したり、またその逆のcomand + Shift + zで取り消した操作を取り消すことができる。これにより、ユーザーの失敗することに対する不安を低減している。


(7) 制御権の提供

・ユーザーがプログラムを開始するか続行するか終了するかを選択できるようになっている。
・アクティビティモニタでは、CPUやアプリ使用時間、プロセス、ネットワークの使用状況を可視化している。


(8) 短期記憶の負担の減少

アプリ一覧画面やメニューバーは必要な時以外は表示されず、
仮想デスクトップという複数の操作スペースを用意する機能があり、
表示を単純に保つことができる。


参考文献
Shneiderman's "Eight Golden Rules of Interface Design" :
http://faculty.washington.edu/jtenenbg/courses/360/f04/sessions/schneidermanGoldenRules.html

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