はじめに
プログラミング初心者に Python を実行できる環境を構築する機会が非常に多く、自然と知識が溜まってきました。そこで今回は、私が初心者にいつもおすすめしている Python を快適に動かすためのセットアップ方法 を紹介します。
なお、インストール手順そのものはネットや LLM が丁寧に教えてくれるため、本記事では **「何を入れるべきか」「どう設定すると快適に使えるか」**を中心に説明します。
対象読者
- Windowsユーザー
- プログラミング初心者
- Pythonを動かしたい人
本記事でできるようになること
- Powershell から脱却して Linux コマンドを使えるようになる
- ターミナルで Python を実行できるようになる
- エディタを使って快適に開発できる
作業一覧
1. Linuxコマンドを実行できるようにする
個人的な思想ですが、Windows 標準の Powershell やコマンドプロンプトは、Unix 系ユーザーからすると物足りなさを感じます。
そこで、Windows でも Linux コマンドを使える Git Bash の導入 をおすすめします。
👉 詳しいインストール手順:
2. Vscodeのインストール
メモ帳でコードを書くのは効率が悪いため、コードの編集・確認・実行をまとめて扱える VS Code を入れましょう。
3. Pythonのインストール
Python を実行するためにインストールします。
注意:Microsoft Store からはインストールしないでください。
必ず公式サイトからダウンロードしましょう。
⚠️ 絶対に忘れないでほしい設定
「Add Python to PATH」にチェックを入れる
これを忘れると python が実行できず、初心者が最も詰まるポイントです。
おすすめの設定
VS Code では、使用するターミナルを指定できます。
デフォルトは Powershell になっていると思うので、Git Bash に変更して Powershellから脱却しましょう。
1. VS Code を開く
2. メニューから 「表示 (View) > コマンドパレット」
3. Terminal: Select Default Profile と入力して実行
4. 一覧に Git Bash が表示されるので選択
初心者が詰まりがちなポイント
下記のミスがほとんどでした。参考にしてください。
-
Pythonインストール時にPATHを追加していない -
VSCodeの設定変更後に再起動していない(ターミナルの変更やPythonのインストール等) -
Microsoft Store版Pythonをインストールしてしまっている
さいごに
これまで 10 人以上の Windows ユーザーに Python の環境構築を教えてきたため、教える側の知見がけっこう溜まり紹介してみました。
本記事があなたの Python 生活のスタートに役立てば嬉しいです。