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Power Queryを使用してデータ集計作業効率UP!!

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お疲れ様です。
業務効率UPのため、日々奮闘中の事務員兼主婦です。
職場の業務効率化として、ノーコードツールのGlideで色々なプロトタイプを作成しています。

Glide用バナー.png

Let's時短!Power Queryで集計作業効率UP!

毎月のことなのですが、業務の中で実績集計や資料作成に有り得ないほど時間を費やしています。何故、そんなに時間がかかるかというと、データの抽出に関してはある程度タイミングを見計らって行えば問題ないのですが、集計する際に職場特有の難点があり、1番の軸となる店コードというものに数字と英字が混在しているため、VLOOKUP関数などでエラーが生じてスムーズに作業が進まないのです。何万件もあるデータを同じ書式に置き換えてから、他の関数も使用してグラフなどを作成すると1シート集計するだけで1日かかってしまっています。

computer_tsukare.png

以前、Power Automateを使用して自動化にもチャレンジしてみました。

しかし、私の職場ではセキュリティの関係や、その都度応用した集計作業が発生するため使用までに至っていません。そこで他にも作業軽減できるものがないか調べ、今回Excelに装備されているPower Queryを使ってみる事にしました。主に困っていた点は以下の項目です。

①文字列や数値の変換
②日付の表記統一
③データの紐づけ

完成品

㊳クエリ.png

使用ツール

Excel Power Query

操作方法

1. データの貼り付け

①今回はセキュリティの関係上、先に必要なサンプルデータを準備しましたが、データベースやデータソースから直接取り込むことも可能です。まず、新しいExcelブックを開きます。データタブのデータの取得ファイルからExcelブックからを選択し、準備しておいたデータを取得します。
クエリ①.png

②202312実績をデータをインポートします。
image.png

③ナビゲーターで202312実績をクリックし表示させて読み込みます。
③クエリ.png

④クエリと接続の緑色部分、202312実績をクリックします。
④クエリ.png

⑤Power Queryエディター画面になります。クエリの設定の適用したステップ欄に作業した内容が表示されていきます。
⑤クエリ.png

⑥続いて、新しいソースから202401実績と202402実績をインポートし、同じように読み込ませていきます。
⑥クエリ.png

⑦202401実績をインポート。
スクリーンショット 2024-03-11 045120.png

⑧202401実績を読み込み。
⑦クエリ.png

⑨202402実績を読み込み。
⑨クエリ.png
⑩クエリ.png

⑩クエリ追加からクエリを新規クエリとして追加を選択します。
⑪クエリ.png

⑪追加画面で今回は3つ以上のテーブルを選択し、利用可能なテーブルから追加するテーブルへ追加して1つのテーブルにします。
⑫クエリ.png
⑬クエリ.png

⑫OKボタンを押すと1つのテーブルになりました。クエリの設定のプロパティで名前を「実績」に変更しておきます。
⑭クエリ.png
⑮クエリ.png

2.形式の変換

①店コードについて、数字と英字が混在しているため統一させます。まず、行を選択します。
⑯クエリ.png

②右クリックで型の変更でテキストへ変更します。
⑰クエリ.png

③店コードが一瞬で統一されました。今回はサンプルデータですが、実際に職場で何万件もあるデータで試してみたところ、1~2分程度で統一されました!すごい時短です。
⑱クエリ.png

3.日付表示の変更

①計上日を年月(202401)の表示に変更します。まず、計上日を選択します。
⑲クエリ.png

②いったん列の分割から、区切り記号による分割を選択します。
⑳クエリ.png

③テキスト列の分類に使用される区切り記号をしてします。今回は/記号の出現ごとに分割し、引用符文字はなしにしてOKボタンを押します。
㉑クエリ.png

④計上日が3つに区切られ3列となりました。自動的に月日の表示が変更されてしまったので、クエリ設定の適用したステップから変更された型1を左側ので削除します。
㉒クエリ.png

⑤月日の表示が元に戻りました。続いて年と月の列を結合させます。該当する列を選択し、列のマージをクリックします。
㉓クエリ.png

⑥列のマージで選択された列を結合する方法を選びます。今回は区切り記号なしにして、新しい列名を年月にしてOKを押します。
㉔クエリ.png

⑦年月が結合されました。
㉕クエリ.png

⑧日付の列は必要ないので削除します。
㉖クエリ.png

⑨続いて、この実績表に支店担当者を紐づけします。新しいソースをからファイルのExcelブックを選択します。
㉗クエリ.png

⑩支店担当表をインポートし、OKボタンを押します。
㉘クエリ.png
㉙クエリ.png

⑪PowerQueryエディター画面になります。
㉚クエリ.png

⑫実績の時と同じように、店コードを型の変更でテキストにします。
㉛クエリ.png

⑬左側のクエリから実績を表示させ、クエリのマージ(結合)を行います。
㉜クエリ.png

⑭マージの画面でテーブルを結合させる列を選択します。結合の種類は完全外部としOKボタンを押します。
㉝クエリ.png

⑮テーブルがすべて結合された状態です。ここから表示させたい部分を選択していきます。
㉞クエリ.png

⑯今回残したい表示は支店名と担当者なので、その2つにレ点を入れてOKボタンを押します。
㉟クエリ.png

⑰結合表示されました。
㊱クエリ.png

⑱閉じて読み込ませます。
㊲クエリ.png

⑲完了しました。
㊳クエリ.png

作業結果

ナント、一晩かかっていたデータ書式の置き換え作業が、ほんの2~3分で終わってしまいました:open_mouth:しかも、他の作業も同じで短時間で、あっという間に終わってしまいます。これは使える!と即座に上司へ報告しました。

businessman_dekiru_woman.png

使用してもらった感想

早速、上司に使用してもらいました。「え?もう終わったの?!これって毎月データ更新もできるんだよね?」とのご質問を頂き、自動で更新させる設定にするか、都度更新ボタンを押せばデータが入れ替わっても、前回と同じ作業を自動でやってくれることを説明したところ、「コレ、覚えます!」と宣言して頂きました:laughing:

businessman_dekiru.png

感想

今まで、本当に資料作成に時間がかかり過ぎてきたので、とても大助かりです。Excelの進化は素晴らしいと思いました。反面、まだまだExcelの機能を使いこなせていないな~と改めて感じてしまいました。これからも、さらに勉強が必要なようです。

business_senryaku_sakuryaku_woman.png

参考資料

ここまでお付き合い頂きまして、ありがとうございました。

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