はじめに
- 前回のネットワークに引き続き、Webシステムの仕組みを自分なりにまとめてみます
- ご意見などがあれば何なりとどうぞ
前回↓
参考サイト
参考書籍
Webの仕組み
Web構成
- Webブラウザ:Webページを閲覧するためのソフトウェア
- Webサーバ:Webブラウザからのリクエストに返答するサーバ
Webページ閲覧までの順序
- WebブラウザがWebサーバアプリケーションにファイル転送リクエストをする
- Webサーバアプリケーションがリクエストされたファイルをリプライとして送る
- Webブラウザが受信したファイルを表示する
Webアドレス(URL)
- URL:Webページを指定するためのもの
URLの構成
https://qiita.com/kiku09020
- https:スキーム名
- qiita.com:ドメイン名
- kiku09020:パス名
-
スキーム:Webサーバのデータにアクセスするためのプロトコル
- http, httpsなど
-
ドメイン:インターネット上のアドレス(住所)
- .com, .co.jpなど
- パス:Webページの階層を表す
HTTPリクエスト
- WebブラウザからWebサーバへのリクエスト
- 指定したデータを取得したりする
構成
-
リクエストライン:Webサーバに対する処理命令
- HTTPメソッドを利用して、データを取得したり送信したりする
- ヘッダ:リクエストの追加情報を指定する
- Webブラウザの情報、Cookieの情報などが含まれる
- ボディ:リクエスト本体
- POSTメソッドで送信されたデータなどが格納されたりする
- GETメソッドなどの場合は空欄になる
リクエストライン
GET /index.html HTTP/1.1
- メソッド:データの操作方法
- URI:リクエスト対象のアセットの場所を示す
- HTTPバージョン
HTTPメソッド
- GET:データを取得する
- POST:データを送信する
- PUT:データを更新する
- DELETE:データを削除する
- HEAD:ヘッダー情報のみを取得する
HTTPレスポンス
- HTTPリクエストに対する返答
構成
- ステータスライン:リクエストに対して、サーバがどのように処理したかの結果を示す
- よく見る、
404 Not Found
もこれ由来
- よく見る、
- ヘッダ
- ボディ
ステータスライン
HTTP/1.1 200 OK
- HTTPバージョン
- ステータスコード:処理結果を示す値
- ステータスメッセージ:ステータスコードの補足説明
Cookie
- Webブラウザにユーザー情報を保存する機能
- Webページのログイン情報などを保持することで、毎回ログインする手間を省ける
種類
- ファーストパーティークッキー:アクセスしたWebサイトから直接付与される情報
-
サードパーティークッキー:別のWebサイトから間接的に付与される情報
- Google広告などで、閲覧履歴をもとにオススメの広告を表示する機能
- プライバシー面で指摘されている
キャッシュとの違い
Cookie | キャッシュ | |
---|---|---|
保存情報 | ユーザー情報 | Webサイト上の情報 |
メリット | ログイン時の再入力が不要 | データの読み込み時間の短縮 |
HTTPリクエスト・レスポンス
- Cookieを有効にすると、HTTPレスポンスに含まれるCookie情報を保存するようになる
- リクエスト時にCookieを保存するようになる
プロキシサーバ
- クライアントとWebサーバーの仲介サーバー
- 直接的にWebサーバーと接続しないことで、セキュリティ対策ができる
- 社内とかでクライアントPCの閲覧内容を把握することもできる
Webアプリケーション
-
Webアプリケーション:Webブラウザをインターフェースとしたアプリ
- Java, Pythonなどの言語で開発される
-
アプリケーションサーバ (APサーバ):Webサーバを経由して、裏で処理を実行する用のサーバ
-
データベースサーバ (DBサーバ):Webサーバを経由して、データベースを保存する用のサーバ
さいごに
ざっくりではありますが、Web開発などでの分野に活かせそうな知識を学ぶことができました。
直接的にWeb開発に携わらない方でも、ある程度把握しておいたほうが困らないかもです。
次回は、ネットワークのセキュリティ対策についてざっくりまとめようと思います。