閲覧していただきありがとうございます。この記事はマイコン初心者の私が手作り評価ボードを使ってH8/3664のマイコン制御に挑戦する記事です。
Arduino、RaspberryPiがある世の中であえて基本を学ぶべくH8マイコンを使いました。
AKI-H8/3664タイニーマイコン
評価ボードの心臓部は、秋月電子通商で販売されているAKI-H8/3664タイニーマイコンを用いています。
AKI-H8/3664タイニーマイコンには、ルネサス テクノロジのマイコン「H8/3664F」と、アナログ・デバイセズのRS-232ドライバIC「ADM3202」が搭載されているため、パソコンで作ったプログラムをマイコンのフラッシュROMに書き込んですぐに実行できます。
H8マイコンは1980年代後半に日立が開発した組み込み向けのマイクロプロセッサです。マイクロプロセッサとしては世界的に大きなシェアを有しています。電子工作用や教材用としてもそれまでのZ80などに代わって、中規模のマイコンとして広く使われており、シリーズによっては容易に入手することができます。またレゴのMINDSTORMSにも使われています。
ちなみにこのH8シリーズの後に出たSuperHというシリーズあります。そのシリーズ内のSH-2は家庭用ゲーム機のセガサターン、SH-3は探査機はやぶさ、そしてSH-4がドリームキャストに乗っていました。
現在販売されている大多数のノートパソコンには、シリアルポートがありません。一般的には下図の「USB-シリアル変換ケーブル」などを用いて、パソコンとマイコンボードを接続します。
H8/3664回路図
H8/3664には29本、汎用入力ポートが8本あります。ポート8は大電流ポートになっておりLoW時に20mA駆動が可能です。
評価ボード回路図
今回使用している評価ボードの回路図です。表記ミスにより緑ボタンと黒ボタンの位置が実際は逆になっています。