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Synology DNSで内向きDNSを構築する

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これで何ができるか
家庭内LANにおいて、名前でパソコンにアクセスできます。

DNSはIPアドレスまでしかマッピングしないので、ポート番号も含めてマッピングしたい場合はリバースプロキシの導入を検討してください。なお、SynologyDSMはリバースプロキシを搭載済みですので、家庭内のDNSは一旦全てSynologyで受けてから、リバースプロキシでサービスに飛ばすようにすると良いです。

家庭内LANを構築しているとIP直打ちでサービスにアクセスすることが多いです。しかし、サービスが多くなってくるとIPアドレス直打ちは面倒なので、名前でアクセスしたくなります。そこで今回はDNSを使って名前からIPアドレスを解決できるようにする環境を構築します。

前提条件

  • NASとしてSynologyを持っていること(私の環境は Synology DS224+です)
  • SynologyにDNS Serverをインストールしていること

1. ゾーン名を決める。

「ゾーン」とは、ホスト名の hoge. comとか fuga. co.jp の部分のことを指します。特にこだわりがなければ、下記のどれかにします。

  • home.arpa (RFC8375)
  • intranet, internal, private, corp, home, lan (RFC6762)

逆に、これらの名前を設定してはいけません

  • local (mDNS)
  • com などのグローバルなやつと衝突する

2. プライマリゾーンを作成

画像の通りにプライマリゾーンを作成していきます。ゾーン>作成>プライマリゾーン

スクリーンショット 2026-02-25 15.05.12.png

ドメイン名に先ほど決めたゾーン名を、プライマリDNSサーバーにはルーター(DHCPサーバー)のIPアドレスを設定します。

スクリーンショット 2026-02-25 15.07.56.png

その他の設定は特にいじらなくて良いです。「保存」を押下します。

2. リソースレコードを追加

ゾーン>作成したゾーンを右クリック>リソースレコードを押下します。

スクリーンショット 2026-02-25 15.16.02.png

作成>Aタイプを押下します。

※AタイプはIPv4のアドレスを返します。もしIPv6のアドレスを返したい場合はAAAAタイプを押下します。ただし、通常はその必要はないはずです。

スクリーンショット 2026-02-25 15.16.14.png

名前に、アクセスするサービス名を、IPアドレスにそのサービスが稼働しているPC(もしくはそのサービスに到達可能なリバースプロキシが稼働しているPC)を設定します。

(ちなみに dashy はダッシュボードサービスです)

スクリーンショット 2026-02-25 15.20.31.png

3. 転送設定を有効にする

内向き(home.arpa)以外の名前はグローバルDNSに解決してもらうことにします。解決>フォワーダを有効にするにチェックを入れます。

フォワーダ1にルーター(DHCPサーバー)のIPアドレスを設定します。

転送ポリシーは「転送専用」にします。

スクリーンショット 2026-02-25 15.24.13.png

「適用」を押下します。

4. ルーター(DHCPサーバー)でDNSを配信する

ルーター(DHCPサーバー)でDNSを設定します。ここではTP-Linkを例に取ります。プライマリDNSとセカンダリDNSの両方にSynology(DNS Server)のアドレスを設定します。

※TP-Linkの場合、省略すると自身のアドレス(ここでは192.168.0.1)がDNSとして設定されます。その結果、プライマリDNSでは解決できてセカンダリDNSでは解決できなくなるなど、挙動が安定しなくなります。

スクリーンショット 2026-02-25 15.26.48.png

おしまい

お疲れ様でした。これで安定稼働すれば成功です!

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