はじめに
本記事では、IBM Blueworks Liveから取り出したBPMNファイルをIBM Process Miningに連携する方法をご紹介します。参考:「IBM Process mining から IBM Blueworks Live にBPMNファイルを連携する方法」はこちらから
前提
記事の中で画像として添付しているIBM Blueworks LiveとIBM Process Miningのプロセス図式は、記事のためサンプルとして作成しているものになります。手順
① IBM Blueworks LiveにてBPMNファイルとして抽出する※こちらで抽出しているプロセスは、元々IBM Process Miningにて利用していた「My Order Processing」のプロセスを利用しております。今回はIBM Blueworks LiveとIBM Process Miningの連携をお見せするため、IBM Process Miningの「My Order Processing」のタスクをいくつか削除したり、名前を変更して参考のために特別に用意したプロセスになります。なので、実際に提供するソリューションのプロセスとは異なります。
- プロセスのエクスポート をクリック
- Business Process Model and Notation (BPMN2.0)」を選択し、「エクスポート」をクリック
- 抽出したzipファイルを確認し、解凍する
※zipファイルは参照モデルとしてIBM Process Miningにアップロードできないので、zipファイルを解凍し、bpmnファイルにしておきます。
② IBM BlueworksLive から 抽出したBMPNファイルをIBM Process miningの参照モデルとしてインポートする
- 「参照モデルのアップロード」から「ファイルの追加をクリック」
- IBM Blueworks Liveから抽出したbpmnファイルを選択し、「参照モデルの追加」をクリック
- 「データ派生モデル」と「参照モデル」の確認
「データ派生モデル」では元々のIBM Process Miningで分析していた業務プロセスを確認することができます。また「参照モデル」からは、IBM Blueworks Liveで作成したプロセスを見ることができます。 - 両モデルの比較を行う
両モデルを比較することで、プロセスにかかるリソース(コストや時間等)を比較することができます。比較することで、理想的なプロセスに対して必要なタスクと不要なタスクを識別することができたり、また、自身では想定することのできなかったプロセスの流れを知るといった新たなプロセスの発見を行うことが可能です。
最後に
今回は、「IBM Blueworks LiveからBPMNファイルを抽出し、それをIBM Process miningに取り込み、両プロセスの比較」を実施しました。IBM Process Miningを利用することで、IBM Blueworks Liveからインポートしたプロセスを分析することができます。また、元々利用されているプロセスをIBM Process Miningで分析しつつ、それをIBM Blueworks Liveを使って理想的なプロセスに変更し、再度IBM Process Miningを使ってIBM Blueworks Live上で作成したプロセスを分析し、最も最適なプロセスを作成することも可能です。
おまけ
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