概要
postfix で送信限定サーバをつくったのでその備忘録
postfixのインストール方法
以下のコマンドで postfix をインストールします。
command
sudo apt update
sudo apt install postfix
インストール途中の設定画面では「インターネットサイト」を選択し、システムメール名を入力します。
main.cfの設定方法
送信専用にするため、/etc/postfix/main.cfを編集します。
command
sudo nano /etc/postfix/main.cf
以下の設定を確認・追加します。
/etc/postfix/main.cf
myhostname = mail.example.com
myorigin = /etc/mailname
inet_interfaces = loopback-only
relayhost =
-
myhostname
:サーバのホスト名を設定します -
inet_interfaces
:loopback-only
に設定し、外部からのメール受信を無効化します -
relayhost
:メールを中継する外部の SMTP サーバを指定します- 未設定または空欄の場合:メールは直接宛先のメールサーバへ配送されます
- 設定する場合:指定した SMTP サーバ経由でメールを送信します
設定後、postfixを再起動します。
command
sudo systemctl restart postfix
SPFレコードの設定方法
SPFレコードを設定し、送信元の正当性を示します。DNSのTXTレコードに以下を追加します。
sample
v=spf1 ip4:サーバのIPアドレス ~all
sample
v=spf1 ip4:192.0.2.1 ~all
Google Workspaceを使っている場合
Google からもメールを送信する場合、SPF レコードに以下のように設定を追加します。
sample
v=spf1 ip4:192.0.2.1 include:_spf.google.com ~all
include:_spf.google.com
を追加することで、Google の送信サーバも許可されます。
SPF設定の確認
以下のサイトで設定確認をすることができる
参考