IBMCloud vSRX(HA)アップグレード時のステータスと機器監視について

内容サマリ

IBMCloudでvSRX(HA)を運用しており、アップグレードをする際の各機器に対する監視や管理アクセスの可否について記載する。

vSRXへの通信団はないが、ubuntuに対してはダウンが発生するので監視サーバを利用している場合は一時的い停止しておくと良い。

作業前の状態

[作業前の状態]

vSRX-Node0> show chassis cluster status
Redundancy group:
node0 100 primary no no None
node1 1 secondary no no None

Cluster: vSRX Ping/SSH OK
Node0: Ubuntu Ping/SSH OK
Node1: Ubuntu Ping/SSH OK

アップグレード開始後の状態

Rediness Checkを実施後、ポータルからUpgrade versionを実施

ポータルステータス

vSRX-Node0> show chassis cluster status
Redundancy group:
node0 100 primary no no None
node1 0 lost n/a n/a n/a

Cluster: vSRX Ping/SSH OK
Node0: Ubuntu Ping/SSH OK
Node1: Ubuntu Ping/SSH OK .... -> NG

Node1のアップグレードが開始されると、疎通ができなくなる。
アップグレード開始後、おおよそ90秒で停止

アップグレード途中

アップグレードが完了までまだかかるが、Node1の疎通が復旧する。
このあと、Node0のアップグレードをスタンバイするため、PrimaryとSecondaryが入れ替わる。

ポータルステータス

vSRX-Node0> show chassis cluster status
Redundancy group:
node0 100 primary no no None
node1 0 lost n/a n/a n/a

Cluster: vSRX Ping/SSH OK
Node0: Ubuntu Ping/SSH OK
Node1: Ubuntu Ping/SSH NG.... -> OK

アップグレード完了(Node1)

ポータルステータス

vSRX-Node1> show chassis cluster status
Redundancy group:
node0 0 lost n/a n/a n/a
node1 1 primary no no None

Cluster: vSRX Ping OK
Node0: Ubuntu Ping OK
Node1: Ubuntu Ping OK

アップグレードが完了すると、Node0とNode1の役割が入れ替わっている

この後、Node0のアップグレードに進みます。
Node0のubuntuのアップグレードを開始すると、ubuntuへの通信も停止する。