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【VMware@SoftLayer】vRealize Automation 前編

Last updated at Posted at 2016-10-21

内容

vRealize Automationの導入に必要な準備と、vRA仮想アプライアンスのデプロイまで、です。
【VMware@SoftLayer】vRealize Automation 後編では、デプロイ後のウィザードによる初期構築設定についてです。

参考

にしても、日本語のブログが少ない(?)気がします。

準備概要

vRealize Automationには、「Minimal Install」と「Enterprise Install」がありますが、本記事では最小構成によるインストールを想定して、事前に必要なものを準備します。
vRealize Automationの仕組み上、様々なコンポーネントが必要になりますが、ここでは詳細まで踏み込まず、まずは始めてみることにします。
最小構成の大まかなアーキテクチャとしては、vRealize Automation Applianceに加えて、IaaS コンポーネント、エージェント、SQLが必要になります。
今回想定しているのは、IaaS ServerとSQL DBを1台のWindows Server仮想マシンで構成します。
では、必要なものをみていきましょう。

※左が最小インストール、右がエンタープライズインストール

vRealize Automationのライセンス

もちろん準備しておきましょう。
SoftLayerから購入することが可能です。月単位かつCPUソケット単位の課金になります。
SoftLayerで月額課金のVMware NSXやSRMをオーダーする方法
vmware_license_vRA.png

OVAファイル(仮想アプライアンスファイル)

My VMwareからダウンロードするには権限が必要なので、問い合わせをすることになります。
あるいは、SoftLayer内部のレポジトリから以下のバージョンをダウンロードすることが可能です。(2016/10/21時点)

  • VMware-vR-Appliance-7.0.1.150-3622989_OVF10.ova(6.2GB) <--でかいので要注意!

SoftLayer - Customer Downloads
vRA_download.png

名前解決

VMwareの仮想アプライアンスでは、名前解決が必須な場合があります。
今回のvRealize Automationのケースでは必須になりますので、事前にDNSサーバーを立てて、名前解決できるように設定しておきます。

Windows Server 1台

以下の要件に適合するWindows Serverを準備しておきましょう。
今回は、Windows Server 2012 R2 を評価版のライセンスで動かします。
また、Windows ホスト上に SQL Server も導入する予定なので、追加で少し多めのリソースが必要です。

参考:ハードウェアおよび仮想マシンの要件

  • Windows 2012 R2 server for the IaaS components
    • 2 個の CPU
    • 8 GB のメモリ
    • 60 GB のディスク ストレージ (30GB Windows, 30GB Free for IaaS Components)

参考:vrealize-automation-71-support-matrix.pdf
vRA_IaaS_OS_support.png

Microsoft SQL Server

以下の表を参考にして対応しているバージョンをご準備ください。
無償版であるExpress versionはサポートしていないのでのMSSQL 2014 SP1評価版(180日間限定)を使用します。
(海外のブログでは、PoC環境としてExpress versionを利用している例は見受けられますが、念のため。)

参考:vrealize-automation-71-support-matrix.pdf
vRA_IaaS_DB_support.png

SQL 2014 SP1 インストール

簡単ですが、インストール時のキャプチャを置いておきます。
インストール後は、TCP1433での通信が有効になっているか、ご確認ください。

新規スタンドアロンインストールからEvaluation Editionを選択します。
SQL_Server_2014_SP1_install_01.pngSQL_Server_2014_SP1_install_02.png

最低限の機能だけインストールします。
SQL_Server_2014_SP1_install_03.pngSQL_Server_2014_SP1_install_04.png

データベースエンジンとBrowserを自動に設定しておきます。
SQL_Server_2014_SP1_install_05.pngSQL_Server_2014_SP1_install_06.png

管理者権限を持つユーザーを追加し、インストールします。
SQL_Server_2014_SP1_install_07.pngSQL_Server_2014_SP1_install_08.png

インストール後、SQL Server 2014 構成マネージャーを開きます。
SQL_Server_2014_SP1_install_09.png

マシンのIPアドレス、全てのIPアドレスに対して、TCP1433となっていることを確認します。
SQL_Server_2014_SP1_install_10.pngSQL_Server_2014_SP1_install_11.png

設定を変更した場合は、サービスを再起動します。
SQL_Server_2014_SP1_install_12.png

準備完了

上記の準備が整った段階で、準備したOVAファイルからvRealize Automation Applianceをデプロイします。

仮想アプライアンスのデプロイ

vCenterからOVFテンプレートのデプロイを実施します。
vRealize_Automation_Deploy_01.pngvRealize_Automation_Deploy_02.png

デプロイ先のフォルダを指定します。
vRealize_Automation_Deploy_03.pngvRealize_Automation_Deploy_04.png

データストア、ストレージフォーマット、ネットワークを指定します。
vRealize_Automation_Deploy_05.pngvRealize_Automation_Deploy_06.png

パスワード、ネットワーク設定を入力します。
事前に名前解決できるようにしておきましょう。
vRealize_Automation_Deploy_07.pngvRealize_Automation_Deploy_08.png

デプロイ後、パワーオンし、以下の画面になれば、完了です。
vRealize_Automation_Deploy_09.pngvRealize_Automation_Deploy_10.png

後編に続きます

以上、前編でした!
【VMware@SoftLayer】vRealize Automation 後編では、vRealize Automationの初期設定ウィザードがかなり長いので、そこを中心に進めていきます。

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