Cloudflare Network Interconnect (CNI)
Cloudflare では、顧客のネットワーク間のプライベートな専用ダイレクトネットワーク接続（「ファーストマイル/ラストマイル）として、Enterprise のお客様を対象として CNI を提供します。
例えば以下のような用途で利用できます。
- 信頼性の向上：顧客のネットワークとCloudflare間のベストエフォート型インターネットホップを排除
- パフォーマンスの向上：Cloudflareと顧客のネットワーク間の待ち時間の短縮と専用帯域幅の確保
- サービスの強化： インターネットベースのトランスポートよりも多くのサービス機能を実現（より大きなMTUのサポートなど）
以下では、CNI の中でも Classic / Express / Cloud CNI について整理します。
Classic CNI
Classic CNI では、Direct と Partner という2つの典型的な CNI 接続オプションをサポートしています。
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Direct: DCオペレーターが提供する物理的な直接接続- 利用可能なCNIロケーションは、"AS13335 - Cloudflare - PeeringDB" > Interconnection Facilities で確認できます。
- Equinix Metro Connect 等を活用した同一都市圏内での接続も可能です。
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Partner: 接続パートナー（1600以上のロケーション）が提供する仮想的な接続- Equinix Fabric や Megaport 等で提供されるバーチャル・サーキットを経由した接続が可能です。
注文には、Cloudflare アカウントチームへの問い合わせが必要です。
Express CNI
Classic CNI において自動化が強化され、Cloudflare ダッシュボードから注文が可能になったものを Express CNI と呼んでいます。
2024年6月時点では、以下のダッシュボードで表示される Direct 方式において、一部のアップグレードされたデータセンターで利用可能です。
今後は Partner 経由での自動化や対応拠点が拡張していくものと見られます。
Cloud CNI
パブリッククラウドVPCへのオンデマンドでセキュアなプライベート接続です。
AWS、Azure、GCP、Oracle Cloud、IBM Cloud をサポートすると表明されていますが、サポート対象のロケーションやパブリッククラウドは随時拡張していくものと見られます。
2024年6月時点では以下のようなサポート状況となりますが、最新情報は Cloudflare アカウントチームへの問い合わせによって確認してください。
Cloudflare supports interconnect with:
- Amazon Web Services (AWS) DirectConnect
- Google Cloud (GCP) Interconnect
- IBM Cloud Direct Link
- Oracle Cloud Infrastructure (OCI) FastConnect
- Azure ExpressRoute support is coming soon.
