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Google拡張機能と連携できるElectronベースのアプリを作った(Electronで別アプリからアクセスできるローカルサーバーを開く)

Last updated at Posted at 2024-05-17

はじめに

色々な経緯があり、Google拡張機能でWindows標準の通知機能を使っていました。

  • 手軽に呼び出せる
  • 色々な画面を開いていたりバックグラウンドでも通知ができる
  • 履歴が残る
  • うるさすぎない

と、かなりいいことづくめなのですが・・。
欠点があります。

それは、

  • メインウィンドウにしか表示させられない
  • ゲーム中などは通知がオフになる
    • 設定でオンには出来るが、その場合ゲームの邪魔になるかゲームをサブウィンドウに移したりしないといけない
    • ゲームが起動される画面は基本的に毎回メインウィンドウなので、開くたびに動かすのが面倒くさい(win + shift + 矢印でいけるとしても面倒くさい!!!!!)
    • Windows11だと、通知バーをサブウィンドウに移すことが出来ない
      Notifications on second monitor in Windows 11 - Microsoft Community

ということです。

これがあまりにもしんどすぎたので、連携出来るアプリを作成しました。

連携方法

JavaScriptから別のアプリケーションに連携する方法が一つしか思いつかなかったので、ローカルにサーバーを立てて、POSTリクエストを送るという形で実装しました。

main.js
// Electronアプリ
const http = require('http');

// メインとなるウィンドウを作成
let win;
app.whenReady().then(() => {
    win = new BrowserWindow({
        width: 600
		,height: 800
		,webPreferences: {
			preload: __dirname + '/preload.js'
		}
    });

    win.loadFile('index.html');
});

// 下記鯖立て処理
const port = 8081; // ここは空いているポート番号なら好きなもので良い

http.createServer((req, res) => {

    // うまく動かなかったときに拾ってきたヘッダーなので、もしかしたら問題あるかも。要確認
    const headers = {
        'Access-Control-Allow-Origin': '*', /* @dev First, read about security */
        'Access-Control-Allow-Methods': 'OPTIONS, POST, GET', // 動作確認用にGETも含んでいるが、今回のケースであれば正直使わない
        'Access-Control-Max-Age': 2592000, // 30 days
        'Access-Control-Allow-Headers': 'content-type' // Might be helpful
    };

    if (req.method === 'OPTIONS') {
        res.writeHead(204, headers);
        res.end();
        return;
    }

    if (['GET', 'POST'].includes(req.method)) {
        let body = '';
        req.on('data', chunk => {
            body += chunk;
        });
        req.on('end', () => {
            res.writeHead(200, headers);
            res.end('OK');

            win.webContents.send('add-alert', JSON.parse(body));
        })
        return;
    }

}).listen(port);
extension.js
// Google拡張機能
function sendAlert(imgSrc, message) {
	const req = new XMLHttpRequest();
	req.open('POST', 'http://localhost:8081');
	req.setRequestHeader('Content-Type','application/json');

    // 通知の画像と文言を送信
	req.send(JSON.stringify({
		img: imgSrc
		,text: message
	}));
}

詰まった点

Requestの受付がうまくいかなかった

Request周りの理解が浅く、「POSTで投げれば内容を受け取れる」程度の認識だったのですが、少なくとも今回のケースに関しては下記のような流れのようです。

  1. 「OPTIONS」形式でRequestを受け、問題がないか確認する
    (204を返すことで問題なしとしている)
  2. 「POST」形式でのRequestが複数回送られてくる
    そのため、dataをつなぎ合わせる必要がある
  3. 最後にendが送信されて、リクエスト処理が終了する

参考:

受け取ったdataの型が不正

きちんとJSON.stringifyJSON.parseをしていないのが悪かったです。
スミマセン。

正直Tauriで作りたかった → 作れた

のですが、Tauriでローカルサーバーを立てる方法がわからず・・。

このプラグインを使うことで立てられるっぽいのですが、理解が浅いこともありうまく動作しませんでした。
利用しているサンプルも全く見つからなかった。

どなたか詳しい方おられましたら教えて下さい。

作れました。

おわりに

そもそも、もっと簡単な方法があったんじゃないか?という疑問が消えないのですが、とりあえず出来たので良しとします。
また一つ学びました。

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