パフォーマンスモニタのログが出力されるディレクトリである C:\PerfLogs
には特殊なアクセス権が設定されています。
普段は意識しなくてもいいのですが、MinGW
や Git for Windows
に付属している bash
を使ったときに戸惑うかもしれません。
エクスプローラーやエディタなどでは普通にアクセスできるのに、bash
などの 'MinGW' のツールでアクセスすると Permission denied
と言われることがあります。
/c/PerfLogs/Admin $ cd Test/
bash: cd: Test/: Permission denied
これは、アクセス権が次のように設定されているのが原因のようです。
アカウントが管理者の場合(つまり、Windows の利用者の大半は) Administrators
グループに入っているため、普通はこのディレクトリにもアクセスできます。なのでエクスプローラーやその他の Windows アプリではアクセスできるわけです。
ところが MinGW
ツール(bash
)の場合、自分自身のアカウントに権限がなければアクセスできないようなのです。
するとアクセスできるようになりました。
/c/PerfLogs/Admin $ cd Test/
/c/PerfLogs/Admin/Test $
こういう設定が必要なディレクトリは他に知りませんが、他の場所にもあるかもしれません。
UNIX 系 OS と Windows ではアクセス権の考えが大きく違うので、こういった細かな違いが出るのでしょう。どう動作するのが正しいのかは分かりませんが、グループではなく自分自身にアクセス権が必要なことがあるというのは覚えておいて損はないような気がします。