ローカルの開発環境、開発コードの結合環境、商用環境など、1つのプロジェクトで環境ごとに複数のRequirements Fileを使いたいケースがあると思います。そんなときはファイルを分割しましょう。
…とこないだ知ったことをメモります。
手順
Requirements Fileの保存用ディレクトリを作る
環境別のRequirements Fileを保存するためにディレクトリを作成します。
cd /project/root/directory
mkdir requirements
これまでのファイルを共通ファイルにする
これまで使っていたrequirements.txtを共通ファイルとして置きましょう。
mv requirements.txt requirements/common.txt
各環境用のファイルを作成する
商用環境用のファイルの例。vi等々のエディタでrequirements/prod.txt
ファイルを作成します。-r
オプションによりcommon.txt
を取り込みます。
requirements/prod.txt
# requirements for production
-r common.txt
# この下に商用環境専用のパッケージを列挙する
開発環境であればdev.txt
などのファイルを作ればよいでしょう。
requirements/dev.txt
# requirements for development
-r common.txt
# この下に開発環境でしか使わないパッケージを列挙する
requirements.txtの代わりを作る
herokuなどrequirements.txt
を直接参照するプラットフォーム向けに、エイリアスとなるrequirements.txt
を作成します。
requirements.txt
# Mirrors prod
-r requirements/prod.txt
最終的なディレクトリ構造
.
├── requirements.txt
└── requirements
├── common.txt
├── dev.txt
└── prod.txt