目次
背景
多くの方はPCではWindows OSを使用していると思います。
しかし、近年のIoTやAIの普及に伴い、自己学習用にjetsonシリーズを購入されている(もしくはしようと検討されている)方も多いかと思いますが、
慣れないOSのため上手く使いこなせていないことがあるかと思います。
ここではWindows OSでいうところの共有フォルダをUbuntuで実現するための方法をご説明します。
使用した端末
- 端末1:データ加工メイン
- NVIDIA JETSON AGX XAVIER
- os:Ubuntu 18.04 LTS
- 端末2:データ収集メイン
- NVIDIA JETSON NANO
- os:Ubuntu 18.04 LTS
ゴール
端末1に端末2のディレクトリをマウントするためのシェルを作成し、
シェルを実行して端末2のディレクトリをマウントします。
ソフトウェアのインストール
他端末のディレクトリをマウントするためにはsshfsを使用します。
端末1にて下記コマンドを実行してsshfsをインストールします。
sudo apt-get update
sudo apt-get install sshfs
実行
- 端末2にて共有用のディレクトリを作成します
mkdir hoge2
- 端末1にてマウント用のディレクトリを作成します
mkdir hoge1
- 端末1にてファイルを作成します
touch mount_nano_hoge2.sh
- 先ほど作成したファイルをvimエディタで開きます
sudo vi mount_nano_hoge2.sh
- vimエディタで開いた状態でキーボードの"i"を押下し挿入モードにします
- 下記コマンドを入力します
sshfs <端末2のユーザー>@<端末2のipアドレス or ホスト名>:/home/hoge2 /home/hoge1
- 入力が終わったらエスケープキーを押下し、":w"を入力して保存後":q"を入力してvimエディタを閉じます
- ターミナルから下記コマンドを実行します
※端末2のユーザーのパスワードが聞かれると思いますので、パスワードを入力してください。
sh mount_nano_hoge2.sh
確認
下記コマンドを実行して"<端末2のユーザー>@<端末2のipアドレス or ホスト名>:/home/hoge2"が表示されていれば成功です。
df