本記事は JPOUG Advent Calendar 2024 の14日目の記事となります。
JPOUG Advent Calender、13日目の記事は Hiroshi Sekiguchi さんの記事「実行計画は, SQL文のレントゲン写真だ! No.65 / JPOUG Advent Calendar 2024 / JSON-Relational Duality Views 」でした。
本日は、Oracle Live SQL v2が出ました、と言う内容になります。
今回の要点としては、Oracle DBを用意することなくWebブラウザからSQLを実行できるOracle Live SQLですが、v2になって、サインなし、23aiが使えるようになった、という内容です。
実は、11/18には使える状況になっていました。
Oracle Live SQL とは
Oracle DBを用意することなく、WebブラウザからSQLを実行できる環境のことです。
Oracle Live SQL
https://livesql.oracle.com/
以下の画像のように、ワークシートにSQLを書いて実行し、実行結果はグリッド形式で表示されます。SQL Developer Webに感覚は近いです。
v1ではOracleアカウントさえ用意してブラウザからアクセスすれば実行できます。
最初からサンプルスキーマが入っているため、いきなりSQLを実行できます。また、小さいサイズであればオブジェクトを作成することができます。
Oracle Live SQL v1の主な特徴は下記の通りです。
・Oracle Database 19c EE Extreme Perf - 19.17.0.0.0 で稼働
・サンプルスキーマがいきなり利用できる
・自分のオブジェクト(テーブル、インデックスなど)の作成も可能
・SQL実行結果を使ってスクリプトやチュートリアルを作成、共有ができる
・他のユーザーが作成したスクリプトやチュートリアルを参考にできる
他詳細は、トップページ画面右上のHelpのところから確認してください。確認にはサインインが要ります。
Oracle Live SQL v2 で変わったこと
・v1まではサインインが必要でしたが、サインインなしで利用可能になりました。いきなりサンプルスキーマを使ってSQLを実行することができます
(DMLやDDLを使いたい場合はサインインして利用が必要です。)
・Oracle Database 23ai環境を利用できるようになりました。
・スキーマの保持期間が8時間から90日に延長されました
利用方法は、トップページ右側のTry Live SQL V2のアイコン付近をクリックすることで利用できます。
下記リンクからも利用できます。
https://livesql.oracle.com/next/
サインインがなくなったことでSQLを試しやすくなっていますので、ぜひ使ってみてください。