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とりあえず webpack を使ってみる

Last updated at Posted at 2018-02-25

webpack 最低限、超入門。
細かい説明は抜きにして、とりあえず webpack を触ってみたいひと向け。
「webpack」で調べてみると説明が長い記事が多く、全体の流れを理解しにくかったので、短くまとめてみました。

1. そもそも webpack とは何か

js や css などを 1 つにまとめてくれるツール
→ 開発時にファイルを分割できる
→ 嬉しい

2. とりあえず動かす

2.1. インストール

webpack は Node.js のパッケージなので、Node.js を持っていない場合はインストール。
参考「とりあえず Ubuntu で新しい Node.js, npm をインストール - Qiita

以降は作業したいディレクトリでの操作。

npm init -y # package.json の作成。-y を付けると対話が出ない
npm install --save-dev webpack
npm install --save-dev webpack-cli # (webpack 3 以前では不要)

2.2. ファイル編集

作成された package.json"scripts" を以下のように編集。

package.json
...
  "scripts": {
    "build": "webpack"
  },
...

参考「package.json | npm Documentation
参考「npm package.json 日本語版 取扱説明書

2.3. ファイル追加

実際のソースコードを追加。
(ここでは分かりやすいよう js ファイル 1 つ)

dist/index.html
<!DOCTYPE html>
<html>
  <head>
    <meta charset="utf-8">
    <title>だぁ!</title>
    <script src="./main.js"></script>
  </head>
  <body>
  </body>
</html>
src/index.js
document.addEventListener("DOMContentLoaded", function() {
	document.write('わん♪');
	document.write('にゃー❤');
});

webpack の設定。

webpack.config.js
module.exports = {
	entry: './src/index.js',
	output: {
		path: __dirname + '/dist',
		filename: 'main.js'
	}
};

参考「Configuration - webpack

2.4. ビルド

npm run build

webpack が実行され、dist/main.js ができます。

2.5. その他

あとはファイル分割したりすると嬉しい。
検索してサンプルのコードを探すと良い。

  • CommonJS require module.exports (exports)
  • ES6 import export

3. webpack 4 を使う

環境によってインストールされるバージョンが異なる場合がありますが、webpack 4 ならより便利に使えます。
※ Node 4 以下だと正しく動作しないので、古い場合は先に Node.js をバージョンアップ。

参考「次のリリースであるwebpack 4の主な変更点まとめ - 技術探し

3.1. ファイル編集

package.json
...
  "scripts": {
    "dev": "webpack --mode development",
    "build": "webpack --mode production"
  },
...

3.2. ファイル削除

この記事のサンプルでは webpack 4 のゼロコンフィグ時のディレクトリ構成と同じにしているので、そのまま webpack.config.js を削除してもビルドできます。

3.3. ビルド

開発時とリリース時で簡単に分けることができます。

開発時
npm run dev
リリース時
npm run build

minify の有無やその他色々便利に切り替えてくれます。

4. おまけ

4.1. webpack のバージョンを調べる

npm 5.1 まで (それ以降でも使える)
$(npm bin)/webpack -v
npm 5.2 から
npx webpack -v

4.2. Babel の導入

webpack と Babel を同時に説明すると分かりにくい気がしたので、別記事にしました。

参考「とりあえず webpack 4 で Babel 6 か 7 を導入する - Qiita

4.3. ディレクトリ構成

src に html なども含めたい場合にはサブディレクトリ js, html などを作るべきかも。

サブディレクトリを webpack.config.js で指定する際は path.join, path.resolve, + などで __dirname につなげる (output.path は相対パスで指定しない) 。
webpack 4 だとコマンドライン引数から色々設定できるようです。

4.4. package.json

本当は必須は "name""version"
ただし、webpack を使う分には "scripts""devDependencies" さえあれば動く。
("main": "index.js", も不要)

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