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[Oracle Cloud]仮想クラウド・ネットワーク(VCN)のCIDR追加・削除してみた (2020/12/06)

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こちらの記事は Oracle Cloud Infrastructure Advent Calendar 2020 Day 7 の記事として書かれています。
OCI の仮想クラウド・ネットワーク(VCN)のCIDRブロックの追加・削除、変更およびサブネットのCIDRブロック・マスクの変更が可能になったのでやってみた。

はじめに

OCIの仮想クラウド・ネットワーク(VCN)のCIDRブロックは変更できないとなっていましたが、2020年11月12日のUpdateにより、VCNに対してCIDRブロックの追加や削除、既存CIDRブロックの拡張や縮小が可能になりました。
CIDRブロックの拡張・縮小はサブネットにたいっしても実行が可能です。
2020年11月12日のUpdateでは1つのVCNは最大5つのCIDRブロックを割り当てることができます。

VCNへCIDRブロックの追加

CIDRブロックリソース

WebコンソールのVCNの詳細画面に「CIDRブロック」というリソースが追加され、現在割り当てられいるCIDRブロックとそのIPアドレス範囲、IPアドレスの数を確認することができます。
image01.jpg

CIDRブロックの追加

「CIDRブロックの追加」をクリックし、「CIDRブロックの追加」ダイアログに追加するCIDRブロックを入力します。
image02.png

CIDRブロックの追加作業中はVCNが更新中の状態になり、VCNのリソース操作(作成や更新)ができないメッセージが表示

作業リクエストで追加処理の完了を確認
image.png

この例では15秒で作業が完了しました。

image.png

CIDRブロックが追加されていることを確認

サブネットの追加

追加したCIDRブロックを使用するサブネットを作成してみた。
image.png

問題なく作成できました。

6つ目のCIDRブロックの追加時のメッセージ

VCNが保持できるCIDRブロックの現在の最大数5 を超えてCIDRブロックを追加しようとするとメッセージが表示されます。
image.png

VCN のCIDRブロックの編集

CIDRブロックの編集

CIDRブロックのアクションメニューから「CIDRブロックの編集」を選択
image.png

「CIDRブロックの編集」ダイアログでCIDRブロックの変更
image.png

アドレスやサイズの変更が可能です。

CIDRブロックの編集の失敗

縮小する変更の場合、縮小されるアドレスが使用されている場合エラーとなります。
image.png

変更の完了
image.png

今回の例では、25秒で完了しました。

CIDRブロックの削除

CIDRブロックの削除

CIDRブロックのアクションメニューから「CIDRブロックの削除」を選択
image.png

削除の確認ダイアログ
image.png

削除の完了
image.png

サブネットマスクの変更

サブネットのマスクの変更も可能です。
サブネットのアクションメニューから「編集」を選択
image.png

「サブネットの編集」ダイアログでマスク値を編集
image.png

縮小する場合、縮小範囲のアドレスを使用している場合、メッセージが出力されます。
image.png

サブネットのマスク変更は作業リクエストではなく実施されました。
image.png

変更中の様子
image.png

変更の完了
image.png

おわりに

仮想クラウド・ネットワーク(VCN)とサブネットのサイズ変更が簡単にできるようになりました。
この更新により想定より多くのアドレスが必要になった際にも、既存環境を変更することなく拡張が可能になりました。
また、サブネットのマスク変更もアプリケーションによっては非常にありがたい更新です。

なお、今回は試しませんでしたが、VMwareソリューションで利用するVLANについても変更が可能になっています。

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